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本日の一曲 21世紀の音楽

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連載「本日の一曲」のうち、21世紀の音楽をまとめました。
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#本日の一曲

本日の一曲 vol.339 キアスモス セイルド (Kiasmos: Sailed, 2024)

キアスモスは、アイスランドのユニットで、手掛けている音楽はアンヴィエント・ミュージックあるいはテクノ・ミュージックと言ってよいかと思います。 彼らの今年2024年6月に公開された動画コンテンツです。映画仕立てになっていて、今の暑い季節に納涼感を与えてくれるものになっています。 彼らの新譜「II」です。 キアスモスは、筆者もおすすめ通知で知ったユニットなのですが、インタビュー記事がありましたので、こちらをごらんください。 追伸(2024/07/13) 2024年10月

本日の一曲 vol.338 人間椅子 無常のスキャット (2019)

人間椅子は、中学生時代から知り合いの青森県弘前市出身の和嶋慎治さんと鈴木研一さんの二人が大学進学後の大学3年生の時、1987年に「人間椅子」と命名したバンドが始まりです。1988年の大学4年生の就職活動の時に2人は就職しないでバンドをやることにし、1989年に「いか天」に出演して有名になりました。 「いか天」については、一度触れたことがありました。 バンド名の「人間椅子」とは、江戸川乱歩さんの小説「人間椅子」が由来です。江戸川乱歩作品はたくさんの書店から出ており、版もたく

本日の一曲 vol.336 フジファブリック クロニクル (2009)

先日、フジファブリックから「フジファブリックからの大切なお知らせ」があり、活動休止になるということでした。 フジファブリックは、2009年1月にスウェーデンのストックホルムでレコーディングをして、5月に「CHRONICLE」をリリースしました。 その年の12月24日に志村正彦さんは急逝されてしまうのですが、それから約15年間、残されたフジファブリックの皆様には、本当にお疲れ様でしたと言いたいです。 (by R)

本日の一曲 vol.330 打首獄門同好会 カモン栄一 (2024)

昨日になりますが、2024年7月3日、新札が発行されました。 これに伴い、「カモン諭吉」をリリースしていた打首獄門同好会も昨日「カモン栄一」をリリースしました。 「カモン諭吉」のリリースは、2012年になりますが、当時から軍勢は20万と変わらず、非常に残念です。 再び嘉門タツオさんが出演されているのも嬉しいです。 ⚠️⚠️⚠️注意⚠️⚠️⚠️ 打首獄門同好会は、スリーピースのロック・バンドであり、楽曲の録音に際しては、細心の心配りをしておりますので、その音楽を楽しむ

本日の一曲 vol.328 大間々昂 死刑にいたる病 (2022)

2022年に公開された白石和彌監督の映画「死刑にいたる病」は、櫛木理宇さんの同名の小説を原作にしたもので、阿部サダヲさん、岡田健史さんが主演、その他岩田剛典さん、中山美穂さん、宮崎優さんらがご出演されています。 映画は、1991年公開のアメリカ映画「羊たちの沈黙」のレクター博士ばりのシリアルキラー「榛村大和」を阿部さんが演じたもので、なかなか恐ろしいお話です。 この映画で音楽を担当されたのが、大間々昂さんでまだ30代半ばの若い作曲家の方で、ピアノトリオをメインにしたテーマ

本日の一曲 vol.326 エヴァネッセンス ブリング・ミー・トゥ・ライフ (Evanescence: Bring Me To Life, 2003)

エヴァネッセンスは、中学生時代に知り合ったボーカルのエイミー・リーさんとギターのベン・ムーディーさんが中心となり、2003年にアルバム「フォールン(Fallen)」をリリースしてメジャーデビューをしたバンドです。このアルバムは大変なセールスを記録し、アメリカでは600万枚以上が売れました。昨年(2023年)11月には20周年記念バージョンも発売されました。 本日ご紹介する「ブリング・ミー・トゥ・ライフ」はシングルカットされた曲ですが、アルバム全体の雰囲気を代表する曲といって

本日の一曲 vol.325 オメでたい頭でなにより 推しごとメモリアル (2018)

オメでたい頭で何よりについては、一度「さくらんぼ」で紹介したことがありました。 そのオメでたい頭でなによりが無期限活動休止のこと。 コロナ時代も頑張っていたのに、と思うと残念ですが、「ネタ切れ」ということなので、またのネタの集積を待ちたいと思います。 筆者が勝手に名曲だと思っている曲を2曲ほど紹介します。 「スーパー銭湯〜オメの湯〜」ソロ回しと何より快速さが素晴らしいです。 「推しごとメモリアル」サビのメロディー自体と歌い分けが素晴らしいと思います。 (by R)

本日の一曲 vol.324 トゥール ザ・グラッジ (Tool: The Grudge, 2001)

トゥールは先日ご紹介したばかりですが、筆者が個人的にはまってしまったので、再びご紹介します。本日は、2001年にリリースされた彼らのサードアルバム「ラタララス(Lateralus)」の1曲目の「ザ・グラッジ」です。 歌詞については、アセンダント(ASC)のあたりを土星がうろついているなどと歌われているようです。歌詞の解説は、「りりっくりすと」さんの記事をご覧ください。 このような音楽の場合、要(かなめ)はドラムだと思います。歌詞もドラムも謎解きのようなところがあって、ファ

本日の一曲 vol.308 ロバート・プラント&アリソン・クラウス レヴィー・ブレイク (Robert Plant & Alison Krauss: When The Levee Breaks, 2024)

ロバート・プラントさんとアリソン・クラウスさんは、2007年にアルバム「レイジング・サンド(Raising Sand)」をリリースし、このアルバムは、2008年にはプラチナ・ディスクに認定され、2009年の第51回グラミー賞では、最優秀アルバム賞などを受賞しました。ロバート・プラントさんは言わずと知れた元レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のボーカル、アリソン・クラウスさんはフィドル(ヴァイオリン)を弾くカントリー歌手です。この二人がコラボをしてトラッドな音楽を創

本日の一曲 vol.303 打首獄門同好会 BUNBUN SUIBUN (2024)

お待たせしました。本年の打首獄門同好会の「暑い季節もの」です。 みなさん、お元気そうでなによりです。 これからの暑い季節、お体にお気をつけください! ポカリスエット・バージョンです。 (by R)

本日の一曲 vol.298 トゥール ニューマ (Tool: Pneuma, 2019)

トゥールは、1990年にアメリカで結成されたバンドで、デビュー当初からヘビーな音楽を創り上げてきました。ジャンル分けで言うと、プログレシブ・メタルと言うのが一番分かりやすいと思います。寡作であり、これまでリリースしたアルバムは、1993年の「Undertow」、1996年の「Ænima」、2001年の「Lateralus」、2006年の「10,000 Days」、そして、今回の「ニューマ」が収録されている2019年の「Fear Inoculum」の5作しかありません。ヘビーな

本日の一曲 vol.296 フジファブリック 花 (2004) 黒服の人 (2005)

フジファブリックの「花」は、2004年11月リリースのファーストアルバム「フジファブリック」に収録された曲です。 花のように儚くて色褪せてゆく 君の笑顔を見た日のことも noteのマユシムさんの記事です。 次の「黒服の人」は、2005年2月にリリースされたシングル「銀河」のB面の曲です。 見送ったあとの車の 轍に雪が降り積もる そうしてるうちに消えてく こちらも、noteのマユシムさんの記事です。 (by R)

本日の一曲 vol.287 ゴールデンボンバー †ザ・V系っぽい曲†(生) (2010)

ゴールデンボンバーは、2004年に鬼龍院翔さんが中心となって結成したエアバンドで、2009年にリリースした「女々しくて」が長年かけて大ヒットし、2012年から4年間連続で「女々しくて」で紅白歌合戦に出場しました。ゴールデンボンバーは、4人のバンドですが、音楽面はすべて鬼龍院さんが受け持ち、楽曲のソングライティングはすべて鬼龍院さんのもので、演奏についても、打ち込み中心で鬼龍院さんが行い、メンバー以外のサポートのミュージシャンがレコーディングに参加するという形をとっています。

本日の一曲 vol.282 SZA ゴースト・イン・ザ・マシーン (SZA: Ghost In The Machine, 2023)

最近、Apple Musicで「100ベスト・アルバム」という企画をやっています。 本日(2024年5月16日)現在で、71位まで発表になっています。その中から72位のSZA(シザ)さんのアルバム「SOS」から「Ghost In The Machine」を紹介します。 SZAさんについては、こちらをご覧ください。 フィーチャーされているフィービー・ブリジャーズ(Phoebe Bridgers)さんについては、こちらを。 アルバム「SOS」はこちらです。 ちなみに、S