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本日の一曲

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さくらMusic officeでは、新企画「本日の一曲」をスタートしました! この「本日の一曲」では、ジャンルにこだわらず、時にはアーティストや時代背景にも触れながら、誰もが知…
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#ヴィヴァルディ

本日の一曲 vol.320 ヴィヴァルディ 6つのヴァイオリン協奏曲 作品12 第1番 (Antonio Vivaldi: Sei concerti Op.12 No.1, 1729)

ヴァイオリン学習者が学習する2曲目のヴィヴァルディは、このト短調(g moll)の協奏曲です。これは1729年に出版された「6つの協奏曲集」の中の1曲ですが、この協奏曲集の構成は以下のとおりです。 協奏曲第1番ト短調(RV317) 協奏曲第2番ニ短調(RV244) 協奏曲第3番ニ長調(RV124) 協奏曲第4番ハ長調(RV173) 協奏曲第5番変ロ長調(RV379) 協奏曲第6番変ロ長調(RV361) スズキメソードでは第5巻に収録されていますサラ・チャン(Sarah C

本日の一曲 vol.317 ヴィヴァルディ オーボエ協奏曲ニ短調 (Antonio Vivaldi: Oboe Concerto RV454, 1723)

本日ご紹介するオーボエ協奏曲は、アントニオ・ヴィヴァルディさんの1725年に出版されたヴァイオリン曲集「和声と創意の試み( Il cimento dell'armonia e dell'inventione)」の中に収録された協奏曲第9番ニ短調をオーボエに置き換えたものです。 「和声と創意の試み」はヴィヴァルディさんの作品の中でも最も有名な「四季(Four Seasons)」が収録されているもので、構成は以下のとおりです。 協奏曲第1番ホ長調(RV269)「四季」「春」

本日の一曲 vol.315 ヴィヴァルディ 合奏協奏曲集 調和の霊感 作品3 第6番 イ短調 (Antonio Vivaldi: Concerti L'estro ar,onico" Op.3-6, 1711)

アントニオ・ヴィヴァルディさんの合奏協奏曲集「調和の霊感」作品番号3は、イタリアにあったトスカーナ大公国のメディチ家コジモ3世大公の長子のフェルディナンド・デ・メディチ大公子に献呈されたものです。 「調和の霊感」は1番から12番までの協奏曲からなっており、全部を演奏すると80分くらいになる上、「協奏曲」と名付けられていますが、様々なスタイルの協奏曲があるため、通しの録音ということになると、アンサンブル団体によるものが主流になります。 以下の協奏曲から構成されています。 第

本日の一曲 vol.197 ヴィヴァルディ 夏の嵐 再 (Vivaldi: Le quattro stagioni, L'Estate III, 1718-1720)

弊社の「本日の一曲」で最初に取り上げたのが、ヴィヴァルディの四季から夏の第3楽章「夏の嵐」でした。 ヴィヴァルディの四季は、ヴァイオリニストにとって重要なレパートリーであり、たくさんのヴァイオリニストが弾いています。 そこで、「夏の嵐」について、どの演奏が適切なのか、皆さんの好みなのか、アンケートをとってみたいと思います。以下、サンプルの演奏の動画をピックアップしてみます。 まず、「本日の一曲」で最初に取り上げた樫本大進さんの演奏。 アンネ・ゾフィー・ムターさんの演奏

本日の一曲 vol.1 ヴィヴァルディ 夏の嵐 (Vivaldi: Le quattro stagioni, L'Estate III, 1718-1720)

こんにちは。毎日暑いですね。「本日の一曲」の1曲目は、ヴィヴァルディ作曲ヴァイオリン協奏曲「四季」でおなじみの「夏」から第3楽章「夏の嵐」です。雷鳴と雹(ひょう)を描写した荒々しい曲です。 ベルリンフィルのコンサートマスターの樫本大進さんの2013年の演奏です。 この曲は有名曲ですので、ヘビーメタルのカバーもたくさんあるのですが、なかでも樫本さんの演奏はなかなか気合が入っている演奏です。 (by R)