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2024年2月の記事一覧
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本日の一曲 vol.203 サイモン・ハラム グラハム・フィトキン ゲイト (Graham Fitkin: Gate, 2001, performed by Simon Haram)
グラハム・フィトキンさんは、1963年4月19日生まれのイギリスの作曲家です。ミニマリストあるいはポストミニマリストと言われます。この曲「ゲイト(Gate)」は、ソプラノ・サックスとピアノのための曲であり、フィトキンさんのホームページによると、「この曲はトリルという一つのことから作曲が始まりました。2つの隣り合った音が交互に配置されると、単純かつ一定のビート・グループが出来上がります。それをさまざまなテンポの文脈に配置すると、トリル固有のクオリティが疑わしくなってきます」と説
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本日の一曲 vol.202 ラモーンズ 思い出のロックンロール・ラジオ (Ramones: Do You Remember Rock 'N' Roll Radio?, 1980)
ラモーンズは、アメリカ、ニューヨーク出身のパンク・バンドで、1976年に「ラモーンズの激情(Ramones)」でアルバム・デビューをしました。 その音楽のルーツは、ビートルズやビーチ・ボーイズと言われており、パンク・バンドというだけあって、基本的にはスリーコードで、2~3分で終わる曲ばかりです。ボーカルで198センチの長身であるジョーイ・ラモーン(Joey Ramone)さんは、シャム双生児として生まれたとか、ギターのジョニー・ラモーン(Johnny Ramone)とは犬猿
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本日の一曲 vol.201 ホロヴィッツ チャイコフスキー ピアノ協奏曲 (Peter Tchaikovsky: Piano Concerto, 1875. by Vladimir Horowitz & Arturo Toscanini, 1943)
チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、もともと大ピアニストで、チャイコフスキーさんが敬愛していたニコライ・ルビンシテイン(Nikolai Rubinshtein)さんに献呈するべく作曲されていたのですが、思いの外、草稿を知ったニコライさんから最大限に貶されたため、結局、ハンス・フォン・ビューロー(Hans von Bülow)さんに献呈された曲です。第1楽章の壮大な冒頭部分は特に有名な部分かと思います。ピアニストの重要なレパートリーの一曲です。 本日ご紹介するのは、ウラディミー
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本日の一曲 vol.200 ベイ・シティ・ローラーズ ロックン・ロール・ラブレター (Bay City Rollers: Rock And Roll Love Letter, 1976)
ベイ・シティ・ローラーズは1970年代半ばに日本においても女性のティーンエイジャーを中心に絶大な人気を誇ったイギリスのスコットランド・エディンバラ出身のバンドです。彼らはご当地のタータン・チェックの衣装をよく纏っていたことから、タータン・チェック旋風などとも言われました。 「バイ・バイ・ベイビー(Bye Bye Baby)」「サタデー・ナイト(Saturday Night)」「マネー・ハニー(Money Honey)」「ロックン・ローラー(Rock'N'Roller)」「イ
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本日の一曲 vol.199 ルービンシュタイン ベートーヴェン 皇帝 (Ludwig van Beethoven: Piano Concerto No.5 "Emperor" by Arthur Rubinstein)
”アーサー”・ルービンシュタインさんは、1887年1月28日にポーランドで生まれ、ピアニストして神童の誉れ高く、1976年に引退するまで80年以上のキャリアを誇り、1982年12月20日にジュネーヴで95歳で亡くなり、その遺灰はエルサレムに葬られました。体格は小さかったようですが、その演奏する姿は、大風格を備え、まさに大人(たいじん)でした。 1947年公開のアメリカ映画「カーネギー・ホール(Carnegie Hall)」では当時の演奏する姿が収められています。ここではフレ
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本日の一曲 vol.197 ヴィヴァルディ 夏の嵐 再 (Vivaldi: Le quattro stagioni, L'Estate III, 1718-1720)
弊社の「本日の一曲」で最初に取り上げたのが、ヴィヴァルディの四季から夏の第3楽章「夏の嵐」でした。 ヴィヴァルディの四季は、ヴァイオリニストにとって重要なレパートリーであり、たくさんのヴァイオリニストが弾いています。 そこで、「夏の嵐」について、どの演奏が適切なのか、皆さんの好みなのか、アンケートをとってみたいと思います。以下、サンプルの演奏の動画をピックアップしてみます。 まず、「本日の一曲」で最初に取り上げた樫本大進さんの演奏。 アンネ・ゾフィー・ムターさんの演奏
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本日の一曲 vol.196 アイアン・バタフライ ガダ・ダ・ヴィダ (Iron Butterfly: In-A-Gadda-Da-Vida, 1969)
アイアン・バタフライは、1966年に結成されたアメリカ・サンディエゴ出身のバンドで、解散、再結成を繰り返し、オリジナル・メンバーのロン・ブッシー(Ron Bushy)を中心に活動していましたが、そのロンさんも2021年に亡くなってしまい、おそらくもう活動は休止せざるを得ない状態になっています。 本日ご紹介するのは、彼らの最初のヒット曲と言ってよいかと思いますが、1968年にリリースされた「ガダ・ダ・ヴィダ」です。同年に同名のアルバムもリリースされ、アルバムに収録されたバージ
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本日の一曲 vol.195 ショスタコーヴィチ ヴィオラ・ソナタ (Dmitiri Shostakovich: Viola Sonata, 1975)
この「ヴィオラ・ソナタ」はショスタコーヴィチ(1906生~1975没)さんの最後の作品です。この曲はモスクワ音楽院の教授であり、ベートーヴェン弦楽四重奏団のフョードル・ドルジーニンさんに献呈されました。 ショスタコーヴィチさんのドルジーニンさんへの説明によると、「第1楽章は短編小説、第2楽章はスケルツォ、第3楽章はベートーヴェンへの追悼だが、あまり惑わされないように」ということだったそうです。ドルジーニンさんご本人による演奏です。 第1楽章。アルヴァン・ベルクの遺作である
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本日の一曲 vol.194 ヘイルストーム ラヴ・バイツ (Halestorm: Love Bites (So Do I), 2012)
ヘイルストームは、アメリカ・ペンシルベニア州レッドライオン出身のバンドで、リジー・ヘイル(Lizzy Hale, G&Vo)さん、アレジェイ・ヘイル(Arejay Hale, Dr)さん姉弟を中心に1997年に結成されました。 ヘイルストームの演奏については、一度取り上げたことがありました。 本日の「ラヴ・バイツ」は、彼らのセカンド・アルバム「The Strange Case Of...」(2012)に収録され、同年のグラミー賞のハードロック/ヘヴィーメタル・パフォーマン
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本日の一曲 vol.193 ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 (Dmitri Shostakovich: Symphony No.10, 1953)
ショスタコーヴィチさんの交響曲第10番は、大顰蹙(ひんしゅく)を買った交響曲第9番の後、交響曲としては8年間の空白を経て、ヨシフ・スターリンが死んだ1953年3月から作曲を開始し、同年12月にエフゲーニ・ムラヴィンスキー(Evgeni Mravinsky)さん指揮、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で初演がなされました。 演奏時間は約50分で、30分近くかかる重苦しい第1楽章からはじまり、苛烈な第2楽章、優美な第3楽章、喜びが爆発したとしか思えない第4楽章からな
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本日の一曲 vol.192 フロッグ・リープ 伝承 (Frog Leap: Carry On Wayward Son, 2020)
「伝承(Carry On Wayward Son)」は、アメリカのプログレ・バンド、カンサス(Kansas)の1976年にリリースされたアルバム「永遠の序曲(Leftoverture)」の1曲目に収録された曲です。この曲をノルウェーのミュージシャン、レオ・モラックチェリさんがカバーしたものを本日はご紹介します。曲の雰囲気はオリジナルをほぼ踏襲しているのですが、ところどころにメタル風の味付けがなされており、オリジナルをご存知なら、より楽しめると思います。 レオさんは、フロッグ