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本日の一曲 20世紀第3四半期の音楽

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連載「本日の一曲」のうち、1951年~1975年の音楽をまとめました。
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#MilesDavis

本日の一曲 vol.31 マイルス・デイヴィス 死刑台のエレベーター (Miles Davis: Ascenseur Pour L'Echafaud, 1958)

弱冠25歳だったルイ・マル監督の依頼でマイルス・デイヴィスが映像を見ながら即興で作曲したと言われる映画「死刑台のエレベーター」(出演:モーリス・ロネ、ジャンヌ・モローほか)の映画音楽です。音楽自体もすばらしいと思いますが、本当に映像と音楽がマッチした傑作だと思います。 マイルス・デイヴィスの音楽はよく「都会的」だとか「都会に似合う」と言われるのですが、どう思われますか?ところで、この映画「死刑台のエレベーター」は、2010年に日本でリメイクされました(緒方明監督、出演:阿部

本日の一曲 vol.16 ビル・エヴァンスとジェレミー・スタイグ 枯葉 (Bill Evans with Jeremy Steig: Autumun Leaves, 1969)

本日ご紹介するのは、シャンソンの名曲「Les Feuilles mortes」のジャズ演奏です。フルートのかすれた音色がとてもすばらしいと思います。 もともとこの曲は、1946年のマルセル・カルネ監督・映画「夜の門」の中で歌手のイヴ・モンタンさんが歌ったのがオリジナルだということです。 この曲の原題のフランス語は、「Les Feuilles mortes」(死んだ葉っぱという意味)ですが、アメリカに輸入されたときに「Autumun Leaves」(秋の葉っぱという意味)に