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本日の一曲 19世紀までのクラシック音楽

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連載「本日の一曲」のうち、19世紀以前のクラシック音楽をまとめました。
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#トスカニーニ

本日の一曲 vol.201 ホロヴィッツ チャイコフスキー ピアノ協奏曲 (Peter Tchaikovsky: Piano Concerto, 1875. by Vladimir Horowitz & Arturo Toscanini, 1943)

チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、もともと大ピアニストで、チャイコフスキーさんが敬愛していたニコライ・ルビンシテイン(Nikolai Rubinshtein)さんに献呈するべく作曲されていたのですが、思いの外、草稿を知ったニコライさんから最大限に貶されたため、結局、ハンス・フォン・ビューロー(Hans von Bülow)さんに献呈された曲です。第1楽章の壮大な冒頭部分は特に有名な部分かと思います。ピアニストの重要なレパートリーの一曲です。 本日ご紹介するのは、ウラディミー

本日の一曲 vol.154 ヴェルディ 「運命の力」序曲 (Giuseppe Verdi: Overture "La forza del destino", 1869, played by Arturo Toscanini & NBC Symphony Orchestra)

アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini)さんは、1867年3月25日にイタリアのパルマで生まれ、1957年1月16日にアメリカのニューヨークで亡くなった指揮者です。キャリアの前半は、主にイタリアなどのヨーロッパで活動し、後半は主にアメリカで活動しました。 1936年、トスカニーニさんが69歳のとき、トスカニーニさんは、それまで務めていたニューヨーク・フィルハーモニックを辞任し、引退を考えていましたが、RCA(Radio Corporation of A

本日の一曲 vol.41 ベートーヴェン 交響曲第1番 (Beethoven: Symphony No.1, 1800, by Toscanini, Marcel Simader & Les Passions de l'Âme)

ベートーヴェンの交響曲第1番は、ベートーヴェンが29歳のときに作曲したものですが、ピアニストとして生計を立てながら、作曲の勉強をし、はじめての交響曲を作曲したということになります。初演は、1800年に彼自身の指揮で演奏されたようです。 まず古い録音ですが、ザクザクと音が鳴っているようなアルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini)指揮NBC交響楽団(NBC Symphony Orchestra)の1939年の演奏を紹介します。さすがに1939年の録音ですので