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本日の一曲 19世紀までのクラシック音楽

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連載「本日の一曲」のうち、19世紀以前のクラシック音楽をまとめました。
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#カラヤン

本日の一曲 vol.154 ヴェルディ 「運命の力」序曲 (Giuseppe Verdi: Overture "La forza del destino", 1869, played by Arturo Toscanini & NBC Symphony Orchestra)

アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini)さんは、1867年3月25日にイタリアのパルマで生まれ、1957年1月16日にアメリカのニューヨークで亡くなった指揮者です。キャリアの前半は、主にイタリアなどのヨーロッパで活動し、後半は主にアメリカで活動しました。 1936年、トスカニーニさんが69歳のとき、トスカニーニさんは、それまで務めていたニューヨーク・フィルハーモニックを辞任し、引退を考えていましたが、RCA(Radio Corporation of A

本日の一曲 vol.78 マスカーニ カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲 (Pietro Mascagni: Cavalleria Rusticana Intermezzo, 1890. cf. Karajan)

マスカーニ作曲のオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、ジョヴァンニ・ヴェルガ(Giovanni Verga)さんの小説・戯曲を題材にしたもので、そのイタリア語の題名は「田舎の騎士道」という意味です。 オペラの舞台は、イタリアの田舎であるシチリアの復活祭の日、主役は、サントツアというソプラノで、彼女の彼氏(トリド)が昨晩元カノ(ローラ。人妻!)と逢っていたらしいと嫉妬して、彼氏本人を問い詰めるのですが、彼氏は取り合わないので、元カノの夫(アルフォ)に話してしまう(田舎なの

本日の一曲 vol.28 クレンペラー モーツァルトの交響曲 (Otto Klemperer: Mozart Symphonies, 1773-1788)

クラシックの有名曲は、たくさんの人々が演奏、録音していて、どれを聴いてよいのか分からない、ということがよくあるかと思います。いろいろ聴いてみた後の結論としては、確かに、いわゆる「刷り込み」として初めて聴いたものが基準になるということはあるかもしれませんが、レコードやCDを購入して音楽を聴いていた昔の環境から、現在のサブスクの環境に変わってしまい、どれでも聴いてみることができるという環境になりましたので、結局、どれから聴いてもあまり変わらない、ということになったと思います。