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本日の一曲 19世紀までのクラシック音楽

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連載「本日の一曲」のうち、19世紀以前のクラシック音楽をまとめました。
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#ワルキューレ

本日の一曲 vol.322 テンシュテットのワルキューレ第1幕 (Richard Wagner: Die Walküre Act 1, 1870 cond. Klaus Tennstedt)

「ワルキューレ」は、リヒャルト・ワグナー(Richard Wagner)さんの4部作「ニーベルングの指環(Der Ring des Nibelungen)」の第1夜の作品です。「ニーベルングの指環」については、以前ご紹介したことがありました。 この「ニーベルングの指環」のうち、第1夜「ワルキューレ」の第1幕は、「指環」の中でもドラマティックな構成になっていること、全体で約1時間であること、歌手が3人しか出てこないこと、などから、演奏会形式で取り上げられることがあり、レコード

本日の一曲 vol.6 ワグナー ニーベルングの指環 (Wagner: Der Ring des Nibelungen, 1848-1874)

クラシック史上最大の楽曲であるワグナー作曲の「ニーベルングの指環」は、序夜「ラインの黄金」(約2時間40分)、第1日「ワルキューレ」(約3時間50分)、第2日「ジークフリート」(約4時間)、第3日「神々の黄昏」(約4時間30分)の上演に4日間約15時間もかかるオペラです。 このオペラのあらすじを大雑把に説明しますと、ニーベルングと呼ばれる小人族が持っていた世界を支配できる指環に呪いがかけられ、最後には神々を含め世界が滅亡するというお話です。 この大曲を1曲と数えてよいのか