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本日の一曲 19世紀までのクラシック音楽

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連載「本日の一曲」のうち、19世紀以前のクラシック音楽をまとめました。
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2023年12月の記事一覧

本日の一曲 vol.129 グレン・グールド ブラームス 間奏曲集 (Glenn Gould: Brahms: 10 Intermezzi, 1961)

グレン・グールドさんについては、以前、ゴルトベルク変奏曲でご紹介しました。 本日は、グレンさんの演奏で、ブラームスの間奏曲集を紹介します。このアルバムは1961年にリリースされたもので、ここに収められた間奏曲は、以下の5つの作品からになります。 8つのピアノ小品 Op.76(1879)から、6番と7番の間奏曲。 7つの幻想曲集 Op.116(1892)から、4番の間奏曲。 3つの間奏曲 Op.117(1892)から、3曲。 6つの小品 Op.118(1893)から、

本日の一曲 vol.128 チャイコフスキー バレエ「くるみ割り人形」 (Peter Ilyich Tchaikovsky: The Nutcracker Op.71 1892, in Mariinsky Theatre 2012)

もうすぐクリスマスですね🎅🎄 チャイコフスキーさんのバレエ「くるみ割り人形」の公演も目白押しです。 あらすじは、主人公のクララがクリスマス・イブのパーティーでドロッセルマイヤーおじさんからプレゼントとしてくるみ割り人形をもらいます。ところが、クララのお兄さんがくるみ割り人形を壊してしまうのですが、クララがこれをおじさんに直してもらいます。パーティーが終わり、12時を過ぎてクララがクリスマス・ツリーのところに置いてあったくるみ割り人形を見に行くと、くるみ割り人形が動き出し、

本日の一曲 vol.117 メト管弦楽団室内合奏団 モーツァルト グラン・パルティータ (MET Orchestra Chamber Ensemble: Morzart: Serenade No.10 B dur Gran Partita, K361/370a, 1784)

モーツァルトのセレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」は、管楽器の合奏のためのセレナードで(小夜曲)です。全7楽章で通して演奏する50分弱もかかりますが、もともと全曲を通して演奏して聴かせるということは想定されていなかったと思いますので、好きな楽章を好きな時に聴けばよろしいかと思います。 楽器編成は、本日ご紹介するMETのアンサンブルは、指定通りの編成で演奏していますので、アイキャッチ画像でいうと、前列は木管楽器陣で、左からオーボエ2人、ファゴット2人、バセットホ