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本日の一曲 19世紀までのクラシック音楽

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連載「本日の一曲」のうち、19世紀以前のクラシック音楽をまとめました。
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2023年9月の記事一覧

本日の一曲 vol.49 モーツァルト レクイエム (Mozart: Requiem, 1791)

音楽家、ミュージシャンを主人公にした映画はたくさんありますが、その中の最高傑作はやはりヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)の青年期以降を先輩音楽家のアントニオ・サリエリ(Antonio Salieri)の視点から描いた「アマデウス(Amadeus)」(ミロス・フォアマン(Miloš Forman)監督、モーツァルト役はトム・ハルス(Tom Hulce)、サリエリ役はF・マーリー・エイブラハム(F. Murray Abrah

本日の一曲 vol.41 ベートーヴェン 交響曲第1番 (Beethoven: Symphony No.1, 1800, by Toscanini, Marcel Simader & Les Passions de l'Âme)

ベートーヴェンの交響曲第1番は、ベートーヴェンが29歳のときに作曲したものですが、ピアニストとして生計を立てながら、作曲の勉強をし、はじめての交響曲を作曲したということになります。初演は、1800年に彼自身の指揮で演奏されたようです。 まず古い録音ですが、ザクザクと音が鳴っているようなアルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini)指揮NBC交響楽団(NBC Symphony Orchestra)の1939年の演奏を紹介します。さすがに1939年の録音ですので

本日の一曲 vol.28 クレンペラー モーツァルトの交響曲 (Otto Klemperer: Mozart Symphonies, 1773-1788)

クラシックの有名曲は、たくさんの人々が演奏、録音していて、どれを聴いてよいのか分からない、ということがよくあるかと思います。いろいろ聴いてみた後の結論としては、確かに、いわゆる「刷り込み」として初めて聴いたものが基準になるということはあるかもしれませんが、レコードやCDを購入して音楽を聴いていた昔の環境から、現在のサブスクの環境に変わってしまい、どれでも聴いてみることができるという環境になりましたので、結局、どれから聴いてもあまり変わらない、ということになったと思います。