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2023年8月の記事一覧
本日の一曲 vol.19 ブラームス ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 (Brahms: Piano Concerto No.2, 1881)
ブラームスがイタリア旅行をしたときの印象から作曲されたものです。同時期には、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第2番などが作曲されており、ブラームスにとって充実した時期だったことがうかがえます。 ご紹介するのは、ピアノがウィルヘルム・バックハウス、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の往年の名演奏(1967)です。プレイリストではモーツァルトのピアノ協奏曲第27番とカップリングになっていますが、LP時代、CD時代前期は別々に販売されていました。モーツァルトの方も名演
本日の一曲 vol.9 ショパン 夜想曲遺作嬰ハ短調 (Chopin: Nocturne No.20 Op. posth., 1830)
ピアノを弾いている人は誰でもショパンの夜想曲を弾いてみたいと思っているに違いありません。今回は、ショパンの夜想曲の21曲の中の第20曲遺作嬰ハ短調「Lento con gran espressione」を聴いてみたいと思います。クラウディオ・アラウさんの演奏です。 この曲は有名曲ですので、映画「戦場のピアニスト」(監督は「ローズマリーの赤ちゃん」で有名になったロマン・ポランスキーで、第2次世界大戦下でのポーランド人ピアニストのウワディスワフ・シュピルマンが主人公)で使われた
本日の一曲 vol.6 ワグナー ニーベルングの指環 (Wagner: Der Ring des Nibelungen, 1848-1874)
クラシック史上最大の楽曲であるワグナー作曲の「ニーベルングの指環」は、序夜「ラインの黄金」(約2時間40分)、第1日「ワルキューレ」(約3時間50分)、第2日「ジークフリート」(約4時間)、第3日「神々の黄昏」(約4時間30分)の上演に4日間約15時間もかかるオペラです。 このオペラのあらすじを大雑把に説明しますと、ニーベルングと呼ばれる小人族が持っていた世界を支配できる指環に呪いがかけられ、最後には神々を含め世界が滅亡するというお話です。 この大曲を1曲と数えてよいのか