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サイパン 珊瑚の産卵観察プロジェクト2021 第21.5話 珊瑚ツリー掃除でゲロ酔いした事実の話

こんばんは。

珊瑚プロジェクトのAKARIです。

先日の珊瑚の養殖ツリーのお掃除ボランティアでゲロ酔いしたワタシ個人の話をしたいと思います。

その前に…アクアデルレイのテルさんとビッグアイのともちゃんのブログはこちらです。

ブログをやっているサイパンのガイドさんが、同じ出来事について書くというところも、このプロジェクトの面白いところですよね。

皆さんそれぞれの見方があって、プロジェクトを多方面から楽しめますね。

さて、今日は先日の珊瑚の養殖ツリーのお掃除の日にAKARIがゲロ酔いしてみんなに遊ばれた件について、深掘りしたいと思います。

ここから先は、とくに『珊瑚の産卵観察プロジェクト』における有意義な見解等は一切なく、あくまでもワタシ個人のドキュメンタリーなので、お時間のない方は、ここでそっとこの記事を閉じてください。

 あの日のワタシの水中での実体験をこのブログに、そしてその経験からの考察をこちらの個人のマガジンの方に書きたいと思います。

どこから、書きましょうか。

まず、初めから思い出します。

インストラクター8人+研究者Kelseyさんがボートから次々にエントリーして、Kelseyさんの『How to clean the nursery coral tree』を見終わるまでは、なんてことはない、いつもと同じダイビングでした。

※Dr.Lysaとインターン生たちは、別ボートでした。水面が結構揺れる中、Dr.Lysa自身が操船していました。さすが、海洋生物学者。操船技術標準装備。

サイトには、養殖サンゴツリーが全部で23本。

養殖サンゴがたくさんついているものもあったり、まだほとんどつけられていないものもあったり。

Dr.Lysaやその他のインターン生は、あたらしいサンゴの設置作業などもあるから、我々ボランティア部隊は単純計算2本以上を掃除しないといけないのねと思い・・・、とりあえず一番近くのまだサンゴがほとんどつけられていないツリーから終わらせようという作戦だったのですが。

動画的に映えないので、もっとサンゴがたくさんついているツリーにしてください。

と、指示を飛ばしてきたのは、Youtube動画担当・セルフィッシュの野々垣くん。

レスキューダイバー講習でも使われている『助けられそうな人からどんどん助ける』というセオリー。事故や災害現場でのトリアージさながらに選んだ『ほとんどサンゴがついていないツリー』を早々に却下され、すでにみんなが自分が掃除するサンゴツリーを選ぶ中、最後に残ったとりわけ『斜めったサンゴツリー』を担当することになったのです。

さて、このサンゴの養殖サイトですがインリーフと呼ばれる水深が10mより浅いポイントにあります。

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このお掃除ボランティアの日は、少々流れがありました。

まずはKelseyの教え通り、海底の金具、そこから延びるロープを掃除して徐々に深度を上げていく。

流れに逆らいながら完全な中性浮力をキープして、大量についた養殖サンゴを傷つけないように、且つパイプについた藻を結構力を入れてそぎ落とす。

抜群の透明度の中、ブワッっと煙のようになって消えていく藻は、爽快だった。初めはね。

さて、ワタシが作業しているツリーの場所は、流れの上にはアクアデルレイのテルさん、テルさんに向かって左のツリーにはビッグアイのともちゃん、右に1本挟んで向こう側にスーパーフィッシュのタカシ君。

流れの下には、メイダイブの松尾さん。その向こうにはHGDのマユキちゃんが作業しておりました。

野々垣くんは、各地を撮影して回りながら、作業しています。

S2クラブの中丸店長はどこにいたんだろ?

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ワタシの視線は、基本はサンゴツリーのパイプ→磨いて煙になって自分に迫ってくる藻→吊り下げられている養殖サンゴ→その向こうの砂地の海底。

カメラのオートフォーカスで手前の小さい(細いもの)にピントを合わせようとしているんだけど、どうしても背景にピントがあってしまったり、合わせたいものより手前のものにピントがあってしまって、ウィ~ンウィ~ンとフォーカスが定まらない感じわかりますか?

あれ?なんかちょっと気持ち悪いかも・・・・(-_-;)。

よし、一回休憩とばかりにテルさんに目を向けると、早い。普段、大きな船のスクリューを掃除するお仕事もされているらしく、水中作業に慣れているようです。とにかく、まさに『テキパキ』とテルさんのサンゴツリーは下から綺麗になっていく。

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ともちゃん、松尾さん、まゆきちゃんに目をやると、黙々と作業中。

いかんいかん・・・・、なんか酔いそうな雰囲気の飲まれまいとツリーのロープを掃除したり、支柱を掃除したり、パイプの上側だけを掃除したり、サンゴを吊り下げている釣り糸を掃除したりと、あっちこっちに手を付けているのでワタシが担当しているツリーは、まだらな仕上がりだ。

もう一度、下から順番に綺麗にしていこうと、再び海底へ潜降。

なんとか本格的な船酔いにつかまらないように、胃に溜まったガスをゲップとして少しずつ吐き出しておりました。

相変わらず、目は壊れたオートフォーカス状態。胃のガスは無限に湧き出る源泉状態。

再び休憩にと、タカシ君の方に目をやると・・・。

真っ白でピカピカのツリー。

なんだよーー、そのクオリティだされるとワタシのツリーの掃除の雑さが浮き彫りになるじゃんよー(;'∀')

失意の底から正面のテルさんを見ると、すでに2本目のツリーも作業終盤に入ってる。

ワタシは1本目のツリーも半分くらいしか終わってないのに・・・。

相変わらず、胃の底から湧き上がるガスを少しずつ処理しておりましたが、埒が明かないから思い切って一口ゲ〇を吐いてしまいたい欲望が脳裏をよぎる。

いかんいかん。

ここで吐いたら、流れの下で黙々と作業をしている松尾さんにすべて降りかかってしまう・・・。なんなら、その向こうで作業しているマユキちゃんにも・・・。

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なんとか、我慢してテッペンのブイに近い部分を掃除していたら、ピュンと目の前を何かが横切る。

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なんと、ギンポがサンゴツリーのてっぺんに住んでいました。

こんなのにも気が付かないなんて、相当酔っているな。もう写真を撮るのも厳しくなってきたので、近くにいた野々垣くんを呼んで「撮って」と指示。さっきのお返しだ。ま、野々垣くんには何のダメージもないだろうけど。

そのままそのツリーの掃除は野々垣くんに委任して、ワタシは違うツリーへ。

丁度、2/3くらい掃除し終わった頃に、どこからともなく中丸店長が現れ「ボク、あがりまーす♪」って。

すでに80分以上作業しているので、なんとなくもう少し粘ったところで大して進まなそうなので、残りの全員が上がることになりました。

珊瑚養殖サイトは、アンカーが万が一にも傷つける可能性があるのでドリフト。

結構波のある水面で浮いてボートを待っている間は、すでに目はグルグル回っていた。それでもなんとか吐くことを避けようと、湧き上がるガスを継続的にゲップとして体外へ捨て続け、ボートへ上がる。

ボートへ上がってからも、もちろん酔いが収まるわけではなく、あまりにも久しぶりに結構酔ったので、その状況が面白すぎてずっと半泣きで笑ってました。

当日は、こんな状態でした。

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さて、AKARIはなぜこんなにも酔ってしまったのでしょう。

ワタシなりの考察(言い訳)は、こちらのブログでお話しします。


ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。今日も右下のハートマークでサイパンおみくじをひいていってくださいませ。


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