【解説】中性浮力でクルクルまわれるダイバーに!
毎週月曜日から水曜日まで毎日更新『ビギナーダイバーさんに捧げるマガジン』サイパン島からAKARIです。
さて、今週は人気カテゴリーの中性浮力のお話です。
完全なる中性浮力っていうのは、ダイバーの憧れでもあるし、水中で快適に過ごす究極を突き詰めればここに辿り着きます。
そんな中性浮力をちょっと深掘り。
相方ガイド・Yumiko姐さんによる連続バク宙。
まさに足や手に頼ることのない100%肺のコントロールのみで取られている中性浮力なので、回転方向への推進力を手で与えることにより回っています。
そして、最後に身体を垂直にしたときに、スッと沈むことで、水の抵抗が極力少なくできる直立はいかに潜降しやすいかがわかる映像になってますね。
無駄にバタバタしてないので、理想的な水中での動くスピード(=スローモーション)が実践されています。
もう少し深掘りします。
前半は上方向への力
後半は下方向への力
これをうまく制御するために、吸ったら浮く、吐いたら沈むの時差を利用して、前半始まる前にたくさん吐いて、後半逆さまの時に細く長く吸うことによって浮力が一度にたくさんついてしまって回らなくなることを防いでいます。
多分、一気にたくさん吸ってしまうと身体が浮いちゃって後転で回れなくなっちゃう。
そんで、まわり切った後にまた一度にたくさん吐いてるの。
そうすることによって、勢いと浮力が合わさって身体が思っている以上に浮きあがっちゃうことを防いでいます!
意外と深掘りすると、細かいことやってるでしょ?笑。
これを頭に入れてもう一回見てみて。
Yumiko姐さんすげー!
ただし、このことを現場で頭であーだこーだ考えてるうちは、なかなかできないのが中性浮力。
もうね、中性浮力は自転車と同じなんです。考えているうちはハンドルがフラフラしちゃってうまくいかない。
Don't think, feel.
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