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サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020 第6話 3日目 大敗北を喫した激熱ナイトのはなし

こんにちは。サイパンのマリンスポーツショップSAKURA MARINEのインストラクターのAKARIです。

昨日は、かなりへこみました・・・。ま、とりあえず前回までのお話はこちらです。

昨日(7月7日)は、当初の話し合いの中から浮上してきた『第一激熱日』だったんです。かなりチームも盛り上がってたんです。なんか、絶対見られる気がしてた。根拠のない自信。新たなメンバーがさらに駆けつけてくれたり、平日は潜れないはずだったメイクシュアのスグルくん(通称・博士)がなんとか家族のご協力のもと潜れるようになったり、2日間馬車の中で目にまつ毛を刺した状態だったアンクラーのHiroshiくんもとうとう戦闘に加われるようになったり、そんないろんな素敵なことが重なってきててワタシの中では感動のゴールシーンが見えてた・・・( ;∀;)

漆黒の闇の中で水中ライトに照らされて ふわり ふわり と浮かび上がるピンク色の卵たち。海のやさしいうねりのなか右に左にゆっくりと揺らされながら浮上していくのを参加者全員で見つめるシーン。

もしかしたら泣いちゃうかもしれん・・・・。

そこまで考えてたんですよ。

しかしながら、実際エントリーしてみると確かに細かく観察しているので前日と違った様子が各所に見られた。これは!! これは!!!!!

と盛り上がりながら時間は刻々と進む。

折り返し地点。

あれ?このまま終わっちゃう感じ??

うそうそ!!!やだやだ!!!!!

今日見られるんじゃなかったの!?!?

かなりの落胆とともに浮上。

終了。

ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

という心の音が聞こえそうなワタシの落胆ぶりでした。

いやいや、まだ開始3日目だしね。とりあえず1週間は継続観察するっていうことだったじゃん・・・。まだ、終わったわけじゃないんだしね。

と思いながらも、やっぱりかなりへこんでたようで・・・。家に帰るなりすぐシャワー直行でした。実は、初日と2日目は帰ってからも興奮冷めやらず、写真をケータイに取り込んだり、SNSでいろいろ発信したり、子供たちの残した夕食をつまみにシャワーも浴びずに美味しいお酒が飲めたんです。。。なのに、昨日は・・・・とりあえず、シャワー浴びとこ。っていう気持ちになってたのを自覚して『あぁ、めちゃへこんでるじゃんワタシ』ってことに気づけました・・・。

このnoteは、この『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020』を立ち上げてから、もともとの読者さんだけでなく参加メンバーそれぞれのリピーターさんも見てくださっているようで、アクセス数が増えております。ありがたやーーーーー!!

なのでAKARIって誰ぞや!?という方も多いかと思いますので念のため説明します。(サクラマリンのリピーターさんはご存知の方は多いかと思いますが・・・)ワタシはかなりメンタル弱いんです。このプロジェクトの初日の前日は、緊張しすぎて朝の4時まで寝られなかった・・・。(3週間前に3か月ぶりのダイビングをするときも3時過ぎても目はギラギラしてた…(;'∀')

だから、昨日のノー産卵はきつかった・・・。

しかーし!この方!!!

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セルフィッシュの野々垣くん。この方、ワタシとちがってめちゃポジティブΣ(゚Д゚)。敬意を表して「Mr.ポジティブ」と呼ばせていただきます。

初日からずっと「なんか見れそうな気がするーー!」を連発。もう何回聞いたことか苦笑。

昨夜かなりへこんだワタシとはうらはらに「大丈夫だと思いますよーー!僕は見れると信じています~!」と、いつもの調子で言っていて(野々垣くんのリピーター様ならご存知ですよね!いつものあの感じ♪)

とりあえず、シャワー浴びてご飯食べて一晩寝て朝からもう一回今まで集めた情報から見落としがないか、3日間潜った情報を踏まえて新たに見えてくることがないか猛勉強をしました。

そしてチームの皆さんとディスカッションしているうちにまたパワー充電完了!本日4日目の調査に挑みます!

さてさて、肝心の昨日(7月7日)の調査の様子です。

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これ、行く前の集合写真。(撮影:Hiroshiくん)

新たなるメンバー・スーパーフィッシュダイビングからミユキちゃんが参戦してくれましたよ!8時には眠くなっちゃうっていう噂を聞いていたので、びっくりでした( ´艸`)

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実はミユキちゃんとYUMIKO姐さんは、どうやら同じ匂いがする(笑)

ミユキちゃんのファンの皆様とYUMIKO姐さんのファンの皆様に、ぜひこの2人の夢の競演をお届けしたいっっ!!!もう「???」が飛び交いすぎて、いつまでたってもダイビングは始まりません。間違いない。

ラウラウビーチまでの道のりは、Hiroshiくんとスグルくん(通称・博士)とミユキちゃんとYUMIKO姐さんとワタシだったんだけど、この2人の会話から「?」が飛び出しすぎて車内が「?」で充満して窒息しそうになりました。

ただし、この2人のベースはマジメでできておりますので、初参戦のミユキちゃんにYUMIKO姐さんからしっかり目のブリーフィング。

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そこにのそっと近づいてくるHiroshiくん。

おどろくYUMIKO姐さん。

全員が気づいていなかったけど、Hiroshiくんは昨日が初入水だったんだ(笑)忘れてたよ。いつもいるから知ってるものだと・・・( ´艸`)眼医者さんから潜水許可もらったんだったね。

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水中の詳しい様子は『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020』のFacebookページのYUMIKO姐さんの潜水報告をご覧ください。

とにかく、今日はそれぞれ今まで珊瑚の産卵を見たことがあるという人にもう一度連絡を取って様子を聞いたり、サイパンガイド歴が我々の2~3倍あるという重鎮にお話をお伺いしたり、図鑑をひっくりかえして、YouTubeを漁って、Webを飛び回って、復習と予習。

とにかく、珊瑚の名称は聞きなれないから間違いやすいよね。

ヌラプラ幼生なんてしってます?ワタシはずっとプラヌラ幼生って言ってました。あれ??どっちだっけ??逆じゃん。プラヌラ幼生だ。もう、わからなくなってるし・・・。

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ほらね。YUMIKO姐さんも『ポプリ』になってるよ・・・。ポプリはあの良い匂いするやつね・・・(笑) 正解は『ポリプ』ですね。

『ポリプ』とはサンゴ本体のことですね。我々が見ている いわゆる珊瑚礁ってのは、その『ポリプ』の集合体です。

もう、聞きなれない用語がたくさん出てきて毎日学ぶことばかり。まさに夏休みの研究ですね。

第7話に続く。(今日はぜひ画面をスクロールして最後まで読んでね。おまけがあるよ。)

ここまで、読んでいただいてありがとうございました。このnoteのストーリーはあくまでAKARI視点で展開していくストーリーでので、多少の独断と偏見からの表現があることもございますので、ご了承ください。

サイパン在住ガイドの皆様へ。調査メンバーはまだまだ募集中です。人の目はあればあるほど助かります。毎日参加できなくても大丈夫です。ご連絡お待ちしております。

【おまけ】

Hiroshiくんの眼科の請求書。

ピンセットでチョイっとまつ毛を取って、ものの5分で終了。

$178.34なり。ちーーーーん。

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Hiroshi「これ、ご支援から経費で出ますかねぇ??」

いいえ、でません。

あなたのサポートで、北マリアナ諸島がゴミの落ちていない島を目指す活動を進めていきます。 楽しくゴミを拾えるIsland Keeperを少しずつ増やして、遊びながら島を綺麗にしたいです。