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サウンドダイビングのすゝめ

毎週月曜日から金曜日まで毎日更新『ビギナーダイバーさんへ捧げるマガジン』サイパン島からAKARIです。

皆様、サウンドダイビングって聞いたことありますか?

ワタシはサウンドダイビングの推進に尽力しております。


スミマセン…週の頭からふざけました。サウンドダイビングって言うのは、昔ワタシとゲストさんでノリで作ったワードです。

一応、この記事を書く前に一般的に使われているかググったのですが、とりあえずヒットしなかったのでこのまま進めます。

なぜ、そんなノリになったのかと言うと、そのゲストとサイパンのラウラウビーチに潜ったときにクジラの鳴き声が聞こえて。

クジラの鳴き声ってよくヒーリングサウンドと呼ばれるだけあって、筆舌にしがたい心地よさがあるんです。

しかも、世界中のどんな最高級音響機器よりも確実に上であろうオーシャンサウンドシステム(あ、水中ってことね)でLiveを聴いているので、そんなチャンスは滅多にあるもんじゃないから、その回はゲストと水中で目を瞑ってただただクジラの歌を聴くと言うダイビングをしました。

クジラはご存知の方もいらっしゃるかと思いますがコミュニケーションの一つとして歌うと言われているので、確実に複数の声の主がいて、まるで会話をしているような歌声です。

上質なミュージカルを鑑賞した後のような高揚感に包まれた我々は、ダイビング後に「目で見るダイビングなんて、古いよね。これからは、サウンドダイビングだよ。」なんて調子に乗って、周りはさぞかし鬱陶しかったでしょう。※ハタから見れば、水中でじっと止まって目を瞑ってうっとりしているダイバーたちだっただろうけど…。

クジラの鳴き声とともに有名なのは、イルカの鳴き声ですね。

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クジラが深みのあるロングトーンを中心とした歌を歌うのと比べ、イルカは軽快なリズムの歌を歌います。

クジラとイルカの違いは、大人になったら4〜5mの体長になるかどうかが線引きとされているので、身体の仕組みは同じなんですね。

実は、その他にもダイビング中に聞こえる音はたくさんあります。

もっとも身近な歌手は、スズメダイ。

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この写真には、ミスジリュウキュウススメダイ、クジャクスズメダイ、デバスズメダイが写っていますが、1番音量が大きいのはフタスジリュウキュウスズメダイです。特に卵床を作っている時に、歌いながら作業してます。

どんな歌声かと言うと、ググッググッって感じ。YouTubeで探したら、載せている人発見!

鳴く魚はダイバーじゃなくて、こういう海水槽をやっているアクアリストの中では有名なことのようです。

とにかく、スズメダイはよく鳴くので名前の由来は雀のように鳴くからかと思ってたのに、どうやら違うらしい。思い込みは良くないね。

スズメダイの名の由来は、スズメのように小さい、目がスズメに似ている、スズメのように群れる、などの説がある[1]。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/スズメダイ

あと、よく鳴くのはこちら。

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左上に写っているクロモンガラね。モンガラ系はブーブー鳴きます。

世界一長い名前として有名なフムフムフヌクヌクアクアア。ハワイの州魚にされています。この名前もハワイの言葉です。

豚の鼻ような鼻をした無骨な魚という意味だそうですが、ブーブー鳴くことからも豚という名前がついたとも言われています。

モンガラ系は危険を感じると鳴きます。

そして、サイパンといえばこちら。

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マダラトビエイもよく鳴くんですわ。クルルルって感じの鳴き声で、鳩みたいな感じかな。

だから、マダラトビエイ狙いのポイントでは、入った瞬間にいるかいないか大体わかる。今はいなくても、声がするからそのうち来そうだなとか。だこら、声が聞こえた時に『今からマダラトビエイを呼びます』とゲストに予言めいたことを言って驚かせたりするときもあって…(Shihoちゃんごめん…夢を壊して…)

120名様のマダラトビエイの乱舞を一度見たことがあるのですが、これはエントリーした瞬間もうお祭り騒ぎのような鳴き声でした。

音の番外編といえば、ブダイの仲間。

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これ系がサンゴをがっつく音は、海中に響き渡る!

でも、水中は陸上の4倍のスピードで音を伝えるので、実際にがっついている動きと音はズレる。まさに物理的事象を目の当たりにする瞬間だったりもすします。

ということで、水中は音に溢れています。呼吸の合間に聞こえるグレートネイチャーブリリアントサウンドをぜひ次のダイビングではお楽しみくださいませ!


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。右下のハートマークで、今日もおみくじ風サイパンガチャでお楽しみください!

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