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珊瑚の日 SAKURA MARINE

今日は3月5日で珊瑚の日らしいですね。日本語の語呂合わせなので、もちろん日本のみの記念日ですが、せっかくワタシも日本人なので、お祝いしていくZe。

さて、本日珊瑚について皆様にお伝えしたいことは2つ。
一つ目は、オニヒトデのこと。

オニヒトデ a.k.a コッツ

珊瑚の天敵といえばオニヒトデ。凄まじい生命力と繫殖力により、ときどきサイパンでも大発生しては珊瑚を白化させています。

ここで問題です。オニヒトデって英語ではなんていうでしょうか?

答えは crown-of-thorns starfish
長くてこれ覚えられんのですよ。ええ。今もわざわざグーグル翻訳で調べてコピペしました。
「私も覚えられません!」と思ったあなたに朗報です。
もっと簡単な省略形があるんです。
それがCOTS crown-of-thorns starfishのそれぞれの頭文字ととってコッツね。コッツならギリ覚えられる。

オニヒトデが大量発生したら?

ここでは、オニヒトデについての説明は割愛します。なんで大量発生するのか?とか、駆除方法とかいろいろありますが、その話をし始めたら明日になっちゃう。
詳しくは環境省のオニヒトデ駆除マニュアルをご覧ください。

サイパンではどうしているかというと、DCRMという環境省みたいなところが担当しています。


先日、そのDCRMのサンゴの白化現象のワークショップに行って学んだ、ワタシたちができることはずばり!

報告すること

そりゃそうだ。ワタシたちはプロのダイバーではあるけど、科学者ではない。科学者より海の中を見る機会が多いだけで全体のバランスを学術的に研究しているわけじゃない。
だからオニヒトデだって珊瑚から見れば悪ではあるけど、生態系にとっては必ずしも悪というわけではない。だから、勝手に駆除と称して殺したり、引き揚げたりしてはならないのだ。

ってことで、今後ワタシたちレジャーダイバーはオニヒトデの大量発生をみつけたら、報告しましょう。

このリーフレポートのサイトは、陸の不法投棄なんかも報告できるので、ぜひみんなで活用してDCRMにどんどん動いてもらいましょう♪

さて、今日の2つ目の話題は珊瑚の産卵についてです。

2023年のサイパンの珊瑚の産卵予想日

ご存じない方も多いかと思いますが、コロナ禍で全く仕事がなかったサイパンのダイビングインストラクターが集まってサイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクトを始めました。

予想外にコロナ禍が長引いたいので、なんと2年間も。

そして、集めたデータで2022年に初めてゲストをサイパンの珊瑚の産卵ツアーにご案内できたわけなのですが、その予想的中率はなんとほぼ100%!
サイパンでダイビングガイドを始めてもうすぐ20年だっていうのに、いままで一体何してたんだかって感じです。

そんなサイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクトが予想する今年2023年の珊瑚の産卵予定日はこちらです。

6月9日、10日、11日と7月8日、9日、10日と8月6日、7日、8日です。ベストシーズンの6月から3か月間に各月3日間ずつあります。
とくに大規模産卵が予想されるのは7月9日と8月7日。
この2日間は、いわゆるミドリイシサンゴの仲間がピンク色のバンドルを放出し、コモンサンゴの仲間がBB弾級の大きめのバンドルも大放出。
もう、夜の海はパーリーナイトです。

ということで、ぜひ夜の海の小宇宙をその目で確認してください!きっと忘れられない体験になりますよ♪

ここまで読んでいただきありがとうございました。♡マークを押すとサイパンおみくじがひけますので、ぜひ運試しにどうぞ。

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