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【オススメ】ダイビングって水中で会話ができるんです。

水中でバディさんやガイドさんとコミュニケーションをとる方法は何を使っていますか?

「浮上しようよ!」とか「残圧いくつ?」とかの基本的なコミュニケーションならハンドシグナルで事足りますね。

それ以上の複雑な情報のやり取りは、水中スレートというマグネットで字が書ける器材を使っている方も多いと思います。

この水中スレートって実はすごく難しいの知ってました??

いや、書くのは簡単ですよ。もちろん。

でも、水中でこの水中スレートを見つけて取り出して、ペンを取り出して、何文字か書いて、相手に見せて、再びペンを戻して、ケースに戻す。

これ、か細いサンゴ礁の真上でできます・・・?

と、ちょっと意地悪な質問をしてみる・・・。水中スレートを持っている人も意外に水中で使うのは難しいことを察して、なんとなくBCDのポケットの中に入りっぱなしってかた結構いますね。

今日私が提案したいのは、こちら!

水中って結構しゃべれるんだよ!ってこと。

なぜ、ワタシがしゃべるダイビングを始めたのは、サイパンに直行便が日本から一日4便も飛んでいたころ。

とにかく、島はツーリストにあふれていて、もちろん水中もダイバーで溢れていたんです。

その頃は、ワタシも普通に指示棒(金属の棒)でタンクをカンカンたたいて注意をひいたり、インフレーターホースのところにつけるダイブフォーンという音の出るのをつけてブッブッとやったりしていました。

ただねぇ。これみんなおんなじ音なんですよ。そりゃそうだ。

しかも水中は陸上の4倍のスピードで音が伝わるから、結構遠くからも聞こえてくるし、どこから聞こえてきているのかもわからない。

カンカンと聞こえるたびに自分のチームのダイバーさんが「なになに??」っていう顔をしてきて「違う違う!ワタシじゃないよ!」っていうやりとりが嫌になって、なんかオリジナリティを出そうと思ったのがきっかけ。

その時、一緒に働いていたMayumiちゃんというインストラクターが、もう水中トークのスペシャリストのような人で20mくらい離れたところから

「AKARIちゃーーーん!!カメがいるよ~~~!!」

って聞こえてきた時は、さすがに仰天した。

いろいろ研究していくとどうやら声が高めで滑舌よく話すと伝わることがわかった。

ということで、しゃべるダイビングを始めると意外と良いことがたくさんある。

まずは、しゃべるスキルと聞き取るスキルは実は全く別物で、最初っからスムーズに会話できる方もいるし、どうしても何を言っているかまでは聞き取れない方もいます。

でも、聞き取る側はしゃべる人と近くで向き合った状態が一番聞き取れるので、『このガイド…しゃべってくるし…(;'∀')』と認識されたら、結構ガイドを気にするようになってくれるんですよ!だから、なんか聞こえたらすぐこっち向いてくれる人多くなります。

あと、近くにいないと会話が成り立たないから自然と近くにいることになって、チームの残圧管理がすごく楽チンになります。いちいち残圧を聞くまでもなく、全員の残圧計が見える。

あ、これってワタシ(ガイド)が楽になりますっていう記事になってきたな・・・汗。

でもでも、これできるようになるとバディさんとも離れることもなくなるし、そもそもいつでも意思疎通ができる安心感ってあるのでぜひトライしてみて!!

聞き取るスキルに関しては、正直どう練習していいのかがわかっていません。

でも、水中の音に注意を払うようになると聞き取れるようになるんじゃないかな?って思っています。

結構、鳴く魚って多いの知ってました??

イルカやクジラが鳴くのはご存知の方も多いでしょう。

スズメダイとマダラトビエイは鳩みたいな鳴き声をだします。モンガラ系の魚はブーブー鳴きます。

ブダイがサンゴをがっつく音もよく聞こえます。

そういうサウンドダイビングも結構楽しいですよ。

それでも聞こえない人には、絶対聞こえる方法が実はあるんです!

それは、骨伝導を使う方法。

しゃべる人は自分のレギュレーターを相手の頭(頭蓋骨)にくっつけてみてください。

聞こえるんですよ!結構はっきりと。

「聞こえますか・・・?聞こえますか・・・?ワタシは直接あなたの心に話しかけています・・・」的な感じで。

これは、パニック寸前のダイバーさんにも効果てきめん。ちょっと息苦しそうにしてるなぁって思ったら、ガシッと頭を掴んで頭にレギュレーターをくっつけて話しかける。

「はい♪息全部吐いてねぇ~~!!」って。

なんか、今日は初心者ダイバーさんに向けて話している感じではなくなってきてしまいましたね・・・。

でも、面白いからぜひやってみてね。

水中でバディさんと話せるようになるとめっちゃ楽ですよ。

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では、また明日~!


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