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サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト2020 第8話 5日目 調査ダイブが捜索ダイブになった話


こんにちは。サイパンのマリンスポーツショップSAKURA MARINEのインストラクターのAKARIです。

いよいよ『サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト 2020』も後半戦に突入しております。一応今回の調査は「第1回調査」と称して今年の7月の満月(7月5日)から次のラストクォーター(下弦の月)の7月12日までとしています。

散らばったサイパンの過去のデータやほかの地域のデータをかき集めてチームとして予測した結果はこの7月12日の下弦の月に向かってどんどん「激熱度」が増していく予定です(; ・`д・´)

今日、明日、明後日は見逃せない3日間ですよぉ!!

まずは、昨日までのおはなしはこちら、

さてさて、昨夜の調査ダイブの様子です。

調査メンバーはなんと今回最少の3名。アンクラーのHiroshiくん(通称・数を持っている男)とMr.ポジティブでおなじみのセルフィッシュの野々垣くんです。Mr.ポジティブのおかげで3人でもなんとなく安心( ´艸`)

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さっそくメイクシュアのスグルくん(通称・博士)の作った博士マップで入念な打ち合わせ。

前回も申し上げました通り、ワタシは方向音痴なのでこの博士マップがないときっと全部はまわりきれません・・・。

3人で海に足をつけた瞬間・・・・

「あれ?つめたくない??」

これが前日までと違った感覚でしたね。ちょっとひんやりした。

あ、ワタシのブログはあくまで調査の雰囲気をお伝えする目的なので、詳しいデータや情報は随時Facebookページの方をご確認ください!

順調に1番サンゴまで来て、観察、記録。

次は2番サンゴを観察、記録。

3番サンゴはちょっと記憶と違った場所にあったので、地図も違っていた。あとでスグル君(通称・博士)に報告案件。なかなか見つからなくて先に4番を見つけたけど、どうにか発見。両方、観察、記録。

5番、6番はワタシとYUMIKO姐さんの推しサンゴだったので、難なく発見。これもちょっと地図とは違っていた。これも報告案件。

6番サンゴは紫の斑点があったので、注目していたのですが・・・・

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これ、昨日の6番サンゴ。

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かすかに紫の斑点は残っているのですが、鮮やかさが消えていました・・・( ;∀;)

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これは7月6日に撮った6番サンゴ。もっと明るい紫でしょう?

7番サンゴは、ロープから離れて隣の根の上。野々垣くんとHiroshiくんが観察、撮影をしているうちに、ワタシは8番サンゴの方へ。

8番サンゴが思っていたところになかったので、いろいろ探し回っていたら・・・

2人が焦った形相で近寄ってきた・・・・。


『博士マップなくした!!!』


えぇぇぇぇ!!!まじかーーーー!!!ラミネート浮いちゃうかなぁ・・・。排気バブルに煽られたら浮いちゃう可能性もあるけど・・・ワンチャン沈んでる可能性もあるし。。。。

どうしよう・・・・サンゴの産卵観察なんて偉そうなこと言って、あんなに大きなゴミを作ってしまうなんて本末転倒((+_+))

でも、まだ7番だからあと半分あるし・・・・。

とにかく、ここから先は記憶を頼りに進むことに。

3人寄れば文殊の知恵とはよく言ったもので、そのあとはどうにか13番までたどり着き、観察、記録ができました。(14番は帰りのロープ付近なので)

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この時点で45分潜水だったので、博士マップを捜索しながら帰ることに・・・・。あぁ、ゴミを増やしてしまったことへの罪悪感が半端ない・・・。

帰り道は他の珊瑚を観察しながら。

すると、野々垣くんから盛大な呼び鈴が!!

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ハマサンゴからこんなにピンクの何かがあふれ出ていた!!

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拡大するとこちら。なにか粘液みたいなものが出てる。これは産卵の兆候なのか!?ちょっと指で触るととれます。

今、サイパンのBiologist(生物学者・サンゴ担当)に水中考古学者のお友達を通じて問い合わせ中。これが何かの兆しだったら嬉しいなぁ~。

一同、テンションアゲアゲになりましたが、そのあとは再び博士マップ探し・・・。

時折水面にライトを照らしながら、浮いてないかも見て帰っていると・・・・・

博士マップ発見!

あった~~~~~~!!場所は6番サンゴ付近。水底でじっとしていたよ~~~!!ええ子やねぇ(>_<)

きっと穴あけパンチした穴がちぎれちゃったんだねぇ~と一同が思っていたのにHiroshiくんが確認すると・・・・


全く切れてないし・・・。なんで、穴が切れたわけではないのにあの頑丈な金具から外れたん!?

まさに・・・

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調査ダイブに泣く泣く参加できない博士が仕組んだトラップとしか思えな い・・・(笑) 誰も気づかない博士らしい巧妙なトラップが仕掛けられていました。

その後、今一番注目している14番のハマサンゴ。これは野々垣くんの推しサンゴ。観察しようとしたその瞬間、手元にカサゴが2匹!!

これも「ハカセトラップ」ということになりました。魚まで使うなんて、さすが博士。

というわけで、調査5日目 サンゴの産卵こそ見られませんでしたが、なんとなく兆候らしきものを見つけたり、サーチ&リカバリーも成功したりで無事終了となりました。

さぁ、今夜から激熱度が徐々に高まってまいります!もしかしたら、「ついに見たよ~~~~!」の速報が入るかもしれませんので、ぜひぜひFacebookページのフォローをよろしくお願いします!

第9話に続く。

ここまで、読んでいただいてありがとうございました。このnoteのストーリーはあくまでAKARI視点で展開していくストーリーでので、多少の独断と偏見からの表現があることもございますので、ご了承ください。

サイパン在住ガイドの皆様へ。調査メンバーはまだまだ募集中です。人の目はあればあるほど助かります。毎日参加できなくても大丈夫です。ご連絡お待ちしております。

面白そうだから私もサポートしちゃう!というお祭り大好きな皆様へ。サポートはこのnoteのサポート機能からも可能です。*珊瑚プロジェクト用と明記していただくと、ゴミ拾いで神様ポイントゲット支援とは別に計上し、直接珊瑚プロジェクト資金となります。

あなたのサポートで、北マリアナ諸島がゴミの落ちていない島を目指す活動を進めていきます。 楽しくゴミを拾えるIsland Keeperを少しずつ増やして、遊びながら島を綺麗にしたいです。