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ばぁばの背中にひぃおばぁちゃん

2022年9月、私の実家に帰省した時のおはなし。
娘は当時、3歳3ヶ月
帰省したのは里帰り出産以来で私も娘も3年以上振り。
まずは、仏壇へご挨拶。

そして娘を抱っこしながら、ご先祖様の遺影を見せて、
「これは、ひぃひぃおじいちゃんだよ。
 ひぃひぃばぁちゃんだよ。これは、
 ひぃおじいちゃんだよ・・・」とお一人お一人説明。

何にも言わず静かに聞いている娘。

その後、外で洗濯物を干している私の母の元へ向う。
娘がいきなり私の母に向かって
「ばぁばの背中にひぃばあちゃんがいる!」と
言ったもんだから、母と私は「え〜!!」とびっくり!
私の祖母は、娘が1歳の時に他界していて、
会ったことがない。

身内に霊感がある人はいなかったし、
娘からそんな話しを聞いたことは初めてだったので
「小さい子は(幽霊?見えないものが)みえるって、
 こういうこと?」を目の当たりにした瞬間だった。

そのまま近くで作業をしていた父の元へ娘と向かい、
「じぃじは?」と聞いてみたら、
「ごにょごにょ・・・」まだ3歳。
母とは言え、聞き取れない事も言葉も多い。

もしや・・・と思い、仏壇前に戻って「この人?」と
私が妊娠2か月の時に亡くなった祖父の遺影
(娘からみたらひぃじいちゃん)
を指さすが、首を横に振る。「え?違うんだ・・・」

次に「この人?」と私が聞いたのは曽祖父。
父からみたら、おじいちゃん。
(きっとひぃおじいちゃんが父に・・・)と
思ったのだけれど、またもや首を横に振る。
「え?じゃあ誰なんだ・・・」

順番に聞いていき、
最後に残ったお一人を指さした時に、
娘がようやく「うん」と頷いた。

その方は、19歳で他界した男性。
私の祖父のお兄さんで、
ご存命であれば今年99歳になられる方。
戦時中、沖縄で飛行機の整備をされていて、
整備中のプロペラに巻き込まれ亡くなった、と
父から聞いていた。

母の背中には、祖母。
父の背中には伯叔祖父(はくしゅくそふ)
父も母も我が娘の発言に驚いていたが、
このおはなしをきっかけに、
娘の不思議な発言がはじまったのであった。

このおはなしが、
のちに記載する内容に波及してきます。

最後までお読みいただきありがとうございました!
マイペースに更新いたします。

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