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平和のマーチを主催して、ご報告。

2月24日(土)、平和のマーチが無事終わりました。

 渋谷でJohn Lennonの「Give Peace a Chance」「Power to the people」とザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」を参加者と歌いながら行進する平和のマーチを主催しました。

当日の朝、音楽隊のみなさまと最終リハーサルに向かう電車の中で想いが溢れて涙が出てきた。リハーサル最中も「悲しくてやりきれない」を歌いながら、こっそり涙した。最後は始まりのスピーチのときに涙ぐんでしまった。

本番の朝、音楽隊のみなさんと音出し練習

3か月かけて準備してきた自分のビジョンがついに実現する楽しみ。誰もトラブルに巻き込まれることなく無事に終わりますようにという祈り。参加者にとっていい時間をつくれるだろうかという不安。ついにこの日がやってきたと思う覚悟。いろんな感情が混ざりあって溢れてきたのだ。

結果として音楽隊の方約15名、参加者約30名、合計約45名の方と世界中の抑圧されているすべての人の平和を願い、その人達に連帯を示すために渋谷の車道を歌って歩くことができた。

公園に集まった様子

今回は「誰でも、気軽に、参加できるデモ」「小さいところから声を上げることができる」「参加することから始まっていく、きっかけとなる機会」そんな場をつくりたくて、大学の友人である華ちゃんと準備を進めてきました。

スピーチをする華ちゃん

当日、渋谷にいた通行人の反応を見ながら、参加した方の表情や参加後のメッセージを見ながら、まだまだ粗削りだけど、数えきれない多くのサポートを経て、自分たちが目指していたものをカタチにすることはできたんじゃないかと胸がいっぱいになった。

マーチの様子1 全体像
マーチの様子2 プラカードを掲げる参加者
マーチの様子3 チラシを受け取ってくれる沿道の方
マーチの様子4 高校の部活以来の大声で先導する

参加者の感想メッセージ

今回の行進に参加してくれた方は私の友人とその友人が多く、デモに参加するのは初めてという方が7,8割以上いたと思う。ポジティブな感情や残ったモヤモヤを含めてたくさんのメッセージをいただいた。

■デモって参加するには勇気がいるし、人の目が気になったりして今までは行動に移せなかったけど、友達が企画してくれたから人生初めてのデモに参加できたよ。
■周りの人にどう見られているか気になった。自分はこういう思想であると思われることが少し不安だった。自分はそこまで意見を持てているだろうか。
■すごくポジティブな方法で声を上げることができて、自分の中で声を上げることの敷居が下がったというか、声をあげることはおかしいことじゃないんだと感じました。
■絶対おかしいことなのに、声を上げるのはこんなにも勇気がいるのかというモヤモヤが残った。
■行進するときは緊張したけれど、道端の多くの人がビデオや写真を撮っていて、そのポジティブなリアクションに少しでも社会が変わるんじゃないか。たとえ小さな一歩でも確実に変化が起こっていると感動した。
■自分の手が届かないんじゃないかと思うくらい大きな問題のためにアクションをしているのが、特別な人じゃなくって自分の先輩っていうのはすごくエンパワリングだったし、こうやって同じイシューでも様々なやり方のプロテストがあって、選べるんだと知った。
■自分の手には終えない大きすぎる政治課題や国際問題に目をつぶるよりは知ろうとしたり、その上で考えて自分の意見を持とう、何か出来ることを探ろうとすることが大切なんじゃないかと改めて今日歩きながら思った。

参加者の感想メッセージを一部抜粋

「渋谷を歌って、歩いて。社会は変わるのか、意味はあるのか」


企画するにあたって、何度も何度も自分に問いかけた言葉。

初めてのデモに参加しようと勇気を出した人たちが集まってくれたこと。知り合いがいないのに参加してくれた方が何人もいたこと。沿道にいるみなさんが配ってるチラシを受け取ってくれたこと。親子が飛び入り参加で行進に加わってくれたこと。交通整備している警察も「感動した」とボソッと話していたこと。たまたまあの瞬間に渋谷にいた方々に声を上げている人たちがいると示せたこと。写真や動画を撮っていた多くの人たちに5秒でも10秒でも、世界で起こっているおかしい状況に対して意識してもらえたこと。

意味はあったのか。それは私含め今後の参加者に託されている。
悲惨な状況は簡単には変わらないけれど、こうした小さな一つ一つの変化・積み重ねは無駄じゃないと信じたい。参加してくれたみなさんに最後のスピーチで「今日はゴールではなく、スタートです!」と言ったからには、私もここからまた行動し続けます。

みなさんに配布した歌詞カード


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