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エレファントカシマシ35th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES. I. DO 4日目に行ってきた

みなさん、いかがお過ごしですか。
私は今日もエレカシ三昧です。

「エレファントカシマシは幸せなバンドです」
4日目にして、宮本さんからこの言葉を聞くことができました。感無量としか言いようがありません。この言葉だけで、今日はもう胸がいっぱいです。

引きが強く、同じような時期にエレファントカシマシのファンになった友人がいます。今回のツアー、彼女だったら何と言うだろう、いつもそれを想像しながら帰途についたものでした。
その彼女が引いたチケットが、なんと今回最前列。ついに肉眼でエレカシの表情を確認するチャンスが到来!

宮本浩次という人は不思議な人です。目の前で歌っている、しかも恐らく私の方向に目線があるのに、目が合った気が全然しない。私は数年前の新春武道館で最前列を引き当てたことがあるのですが、その時も同じことを感じました。宮本の目線の先には、一体何があるんだろう。その目に映る世界を一度見てみたいと心の底から思います。綺麗な目をしていました。深遠な世界を覗いた気がします。

セットリストは4日間全て同じ。でも全部全く違うライブを体感している状態。
今日は「ありがとう」「おめでとう」の言葉が非常に多かったです。ラスト、アンコール曲にまで「ありがとうー」と入れ込んできました。え?この曲で?

脱ぎにくそうな靴を脱ぐ。トミに凄い剣幕で迫っていく。男椅子を倒す。マイクスタンドを倒す。床を剥ぐ。脱いだ靴を苦心して履く。この動作の全てを一曲でやり尽くしました。それがまだ第一部の段階です。異常。
床を剥いだせいで、のちのち他の曲の際、マイクのコードが入り込んでしまい、再び今度はやむを得ず床を剥いでいました。そういうところ、ほんと大好きです。

私が毎回感動している蔦谷さんとミッキーのアコースティックバージョンの曲で、宮本さんが真正面に留まり歌ってくれました。夢かと思いました。一生この時間が続けばいいと思いました。家に着いた今もまだ思っています。
かと思えば股間をおさえた状態で接近。以前の最前列の際は股間を指差しながら接近。何なんですか。私にどんな顔をしろと?とりあえず、ありがとうございます。

今日のお客さんは、今までの中で一番曲を最後まで聴いて拍手していました。エレカシらしい曲終わりの静寂の瞬間を何度も味わうことができました。そして男性が叫ぶ「宮本ーっ!」の声も戻ってきました。男が男の名を呼び捨てで叫ぶことが、こんなにも似合うステージを私は他に知りません。

MCは少なめ。その分曲のテンポを若干落とした気がします。気のせいならごめんなさいよ。いつも以上に凄く聞かせるステージでした。

今回、この最前列だからこそ観たかったもの、それは宮本が花道に行っている間の成ちゃん、トミ、石くんの演奏でした。めちゃくちゃかっこよかった。本当にかっこよかった。あまりに良くてずっと見てしまうほどに。
エレカシは4人がかなり接近した位置で演奏をするバンドだと思います。その近さが震えるほどかっこいい。特に宮本が後ろを向き、4人が中央に向き合う瞬間、こんな美しい姿ってあるんだろうか、というほど。見惚れました。

大事なことなので、最後にもう一度記しておきます。「エレファントカシマシは幸せなバンドです」
この言葉が今日の全てでした。私は終演後しばらく泣きました。幸せなバンドのファンになることが出来て、私が幸せだな、と思いました。自分にもおめでとうと言ってやりたいです。

花吹雪、人力でした。何ヶ所かで係の方が送風機の前に大量の花びらを持った手を置き、それを少しずつ一定方向に飛ばす形式。センターブロック、花道周辺のみに降り注ぐ花吹雪。技あり。4度目にして、ついに花びらを持ち帰ることができました。また一つ宝物が増えました。

観るたびにまだ成長していくバンド。21日は天井に近い席からデビュー記念日をお祝いしたいと思います。