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それは性欲か色欲か

性欲と聞くと、下衆なもの、汚いものというイメージを持つ人が少なくない。本来、抑え込むべきもの、秘め事にすべきものであるという考え方は、いつからともなく染みついている。しかし本来は、性欲は不可欠のもので、性欲の充実は人生の充実につながるはずである。
 
ポジティブ言葉を使いましょう、というような自己啓発の考え方にもあるように、言葉を変えればその言葉へのイメージが変わるのかもしれない。ぼくは勝手にメンターと慕っている人から、「色欲」という言葉を聞いた。インターネットで調べてみると、
「色欲」は欲の一種で、いわゆる性欲を表す言葉です。特に、勝手気ままで思いやりのない性欲のことを表しています。また、仏教的な言い方をすると、「形や色のあるものへの執着心」ということもできます。
(マイナビニュース;https://news.mynavi.jp/article/20210521-1880288/)
とある。
 
性欲にも種類があるのだ。ぼくも含め、多くの人は性欲と色欲を同じものとしてみているのではないだろうか。性欲は善で、色欲が悪とするのもたぶん違う。分かるとは、『分』という感じの通り、分割して認識できるということだ。自分が抱いた感情が性なのか色なのか、認識するところから始めたいと思う。

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