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『眼鏡屋 視鮮堂 優しい目の君に』が発売しました!

あらすじ(公式サイトより引用)
眼鏡屋店主&大学生男子の奇妙な同居が始まる

「私が、あなたの見える世界を美しくします」目の異変で大学野球部を辞めたばかりの岸谷奏多は、オプトメトリストを名乗る「眼鏡屋 視鮮堂」店主・天宮玲央と、奇妙な同居生活を送ることに。居候の条件は店と住居の掃除、ご近所さんの将棋相手、食費を入れることだけ。視鮮堂は毎週水曜の夜に一名限定の客を迎え、客にぴったりの眼鏡を作るという。そんなお店に、一人二人と客が訪れて————。


作者がネタバレします。
今回は――『人は死にません』!
わざわざ断言することでもありませんが、最近、そういう感じの作品が続いているので、一応……。

刊行に際して、記念エッセイを書かせていただきましたので、よろしければこちらもお読みいただければと思います。


ですので、ここではエッセイとは別の話を。

この『眼鏡屋~』の企画を出したのは、今回出版していただいた、講談社タイガでの前作『幻想列車 上野駅18番線』が発売する少し前のことでした。つまり3年以上前のことになります。それがなぜ、2024年6月の発売になったか――は大人の事情(?)でスルーして……3年以上前に何が流行っていたかというと「マリトッツォ」です。(※マリトッツォ……ブリオッシュ生地のパンの中に生クリームをはさんだもの)
それで、1章を最初に書き上げた際、作中に「マリトッツォ」を書いていたんです。ただ、時間が経つにつれ、その存在は勢いを無くし……3年経つと、すっかり見かけなくなってしまい………最終的に、普遍的なお菓子を出すことにしました(構成を変えたので、1章ではありませんが)。
3年って、生まれたばかりの子どもが、歩いて、走って、話すようになっていますからね。お菓子の流行が変わるのも当然かもしれません。
不思議なことに、『眼鏡屋~』の発売日(6/14)のX(旧Twitter)のトレンドに、なぜか「マリトッツォ」があったので、思い出したことでした。

そういえば、作中で「世界的な野球大会」についても触れていますが、あれはWBCの興奮もあって書きました。……それがなぜ、大会が終わって1年以上経ってから発売しているのかは(以下略)……笑

さてさて、今回はタイトルからわかるように『眼鏡屋』さんのお話です。
表紙とあらすじを読んでいただき、気になった方は読んでいただければ嬉しく思います。

次回作も、そう遠くないうちに(当人比)、お知らせできるかと思います。
今度はどんなお話か?
死体があるかないか……って、その2択じゃないですから!



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