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Austrian Audio CC8

個人スタジオに向いてるスモールは?

前回のスモールダイアフラムコンデンサの話の続きです。雑にまとめると、

住宅の延長にあるような狭くて響きがデッドな個人スタジオではC451Bみたいな硬くて明るいマイクよりも音が柔らかいスモールがいいんじゃないの?

という話でした。

CC8

その候補が最近のモデルでいうとCC8なわけですが、先日買ったのでさっそく録ってみました。アコギです。ついでにAKG C451BとShure KSM141(カーディオイドモード)とLewitt LCT340(カーディオイドカプセル)も並べてみました。絵面がアレですがいいことにしましょう。どん。

音はここにあります。DAWにならべて比べてみたりEQをかけてみたり遊んでみてください。

さて、どうなのか。聞いて貰えばわかるとは思うのですが、せっかくなので僕が思ったことも書いておきます。

CC8の特徴

・全体として柔らかめ
・ミッドハイに存在感がある
・ローからローミッドが自然で太め
・EQ耐性が高め
・作りが良さげでカッコいい

CC8は芳醇な感じがどことなくあってかなり良いなーと思います。こうなってくるとNeumann KM84だとかSchoeps CMC6/4あたりの、スモールでカーディオイドというくくりでの上位機種たちにどこまで迫るのか気になります。

比べた他のマイクについて

AKG C451B

一方で、こうして比べてみるとC451Bみたいな比較的安価でブライトな機種も使い所だなと思います。桶に埋まってほしくない時とかには良いんじゃないのかな。

Shure KSM141

KSM141はオムニとカーディオイドのメカニカル切り替え式なのですが、このカーディオイドモードもなかなかクリアで一本で二役こなすと考えるとコスパ良いですね。付属のステレオマウントも良いし。

Lewitt LCT340


LCT340も柔らかくて良いですね。背景的にナチュラルに録りたい時によさそう。こういう地味な音のマイクも使い道はかなり広いです。時々安く出てる気もする。

最後に

CC8のオムニバージョンも出て欲しいですね。かなり期待してます。カプセル交換式でも良いけど、同時にどっちも使いたいから出たら本体ごと欲しい気がします。

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