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Mic&Mod U47のケーブルについて(追記あり

20200707 Gotham GAC-7などについて追記しました。

以前アップしたU47クローンの記事↑の追記。

キットに付属している7芯(実質6芯)のマイクケーブルが"クソ"で作り直したので情報共有しておきます。つくったやつはこんな感じ。

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問題の箇所は、U47に刺さる側のケーブルのメスコネクタ。この出来が悪い。接触不良を起こします。コネクタの規格としてはNeutrikのNC7FXXとコンパチブルで、実際にそれで作り直したら問題なく動作しました。


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U47本体のオスコネクタ(写真)は問題ないみたいでした。ここは交換するの難しいから良かった。

部品

というわけでケーブル側のメスのコネクタだけ交換すれば良いのだけど、どうせならオスのコネクタも、この安っぽいケーブルも交換しようということで全部作りました。

このmogami 3172というケーブルが肝。6芯のチューブマイク専用の商品で、太い二本がヒーター用、中くらいの二本(白とオレンジの撚り仕様)がマイク信号用、さらにわずかに細いのがバイアス用。へー知らなかったなあ勉強になった。M & Mの取説には「一番太いのを信号用にしろ」って書いてあるけど違うと思う。まあぶっちゃけ一対一ではんだ付けできてたらなんにしても音は出る。

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(このカタログの19ページから引用)

しかし困ったのが100m単位でしか売ってない。サウンドハウスもトモカ(追記あり)も問い合わせしたけどダメ。なんとか探し当てたBAKU Pro Audioさんで分けてもらえました。


20200707追記

トモカで切り売り始まってたみたいです。


制作の様子

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ん…なにか…まあいいか。

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あとがき

部品の値段見れば分かるように、まともなチューブマイクケーブルを作ると部品代だけで1万円近くかかる。そんなことをやっていたらU47キットの値段600€じゃとても収まらないのは容易に想像できる。こういうキットを買う人は、どうせ好きに作りなおせるわけなので、これは大した問題ではないかもなあと思う。3172の切り売りを探すのに少し苦労したので情報共有のため書いてみただけです。U47キットの取説にも「ケーブルを自分で作る場合は」っていう一節が最初から載ってるしね。

次はやるとしたら

・真空管を変えてみた

・電源ユニットを作り直してみた

あたりですか?割とめんどくさいけども……。

20200707追記

Gotham GAC-7でもケーブルを作ってみたので簡単に感想を書いておきます。

見た目と触り心地。グレイで結構いい感じの色。柔らかい。

作業。径がΦ6.2mmなので作りやすい。ちなみにMogami 3172は6.5mm。8mmを越えてないのでNeutrikのBXX14じゃなくて大丈夫なはずですが、HTXX-14がないと結構手が痛い。

音。GAC-7のほうがハイがシャキッとして解像感があるような音がします。マイクにもよると思うけど、U47クローンでは痛いとかうるさいとかいうわけではない。Mogami 3172のほうがマイルドで柔らかくて少しだけ太い音な気がします。たぶん。


値段。Mogamiのほうが3倍安い。Mogamiのコスパすごい。

GAC-7はどこかのメーカーのチューブマイクのケーブルに採用されていたような気がしますが忘れました。どこだっけ。

ちなみに国内ではGAC-7はここで手に入ります。


おまけ

とくに大事なことは書いてません。どうしても作ライくんに100円あげたい人向けの2行です。

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