焼き芋
子どもの頃から焼き芋が好きだった。
秋から冬になると、家の周りに焼き芋屋さんが軽トラに乗って、売りに来ていた。
売りに来るときは、あの音がするからすぐにわかる。
あの音がしたり、焼き芋のいい香りがしてくると、「あ~秋になってきたな~」って感じがしていた笑
その焼き芋屋さんの焼き芋もたまに買って食べていたよ。
でもそれ以外の焼き芋も、秋と冬に食べていたものがある。
それは、じいちゃんの家の焼き芋。
僕のじいちゃんの家には、昔のストーブ(灯油を使うけど、周りが金属の網になっていて、中心に円柱のようなものがあるストーブ)があった。
たまにストーブの火の付きが悪いと、マッチとかで直接火をつけていたよ。
そのストーブは、上側が少し網目状になっていて、鍋を置いたり、やかんを置いたりして、お湯を沸かしたり、煮物を煮たりしていた。
そのストーブの上に、網を置いて、アルミホイルで巻いたさつまいもを焼いていた。
この焼き芋を、この時期になると、僕はじいちゃんの家で食べていた。
お店で売っている焼き芋もおいしいし、軽トラの焼き芋屋さんのもおいしい。
でもこの手作りの焼き芋が僕は好き。
今の時代、焼き芋も蜜を多くして、とろけてメッチャ甘い焼き芋もある。
もちろん、高いけど笑笑
そういう焼き芋は確かにおいしい!!
甘いし、ねっとりしている?っていうのかな?パサパサしていないしっとりした焼き芋だから、そりゃーおいしいよね笑
家で作る焼き芋は、ここまで蜜がいっぱい出て来たり、しっとりはしていない。
パサパサまでもしないけどね。
でも、その焼き芋がいいんだよね!
素朴でおいしい。
食べ慣れているってこともあるけど、手作りに勝るものはないのかもね。
今でも食べたいけど、奈良(僕らの家)と山梨(実家とじいちゃんの家)だから、なかなか行けなくて、食べられない。
今の家でも、オーブンレンジを使えば、一応、手作りで作れるし、彼と出会う前に1人暮らしをしていたときに、作ったことがある。
おいしいけど、じいちゃんの家の焼き芋とはちょっと違う。
同じものはきっと作れないと思う。
そういう思い出っていいよね(^^)
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