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読めますか?「側らず」 

 さくら社のある神保町には古本屋さんがたくさんあります。
 若いころから古本に興味があったので、今は実にありがたい環境と思っています。

 今回の問題は、『孝道』と言う本に載っていた漢字です。著者は澤柳政太郎。澤柳先生は、成城学園初等学校の初代校長先生です。版元は冨山房。国語辞典の『言海』が有名です。昭和16年の発行です。

 この『孝道』には、親孝行に関するあれこれがたくさん掲載されています。親孝行全書といった感じの本です。序の冒頭には「孝は百行の本なり」と記されています。
 560ページものボリュームがあるので、「孝」について学ぶ方には貴重な本となりますね。

「側らず」

この単語の前後の文章を少し引用します。

古は婦人子をはらむや、寝ぬるに側らず、坐するにかたそばせず、立つに跛せず、邪味を食わず、

妊娠をされたら正しい生活をしましょうということを、一つ一つ書き記しているところです。



さて、漢字の読み方です。

私は少し側って寝ることがあります。すみません

引用文献:『孝道』(澤柳政太郎著、冨山房、昭和16年発行)

(横山験也)



画像 サイドボードなどの上にちょこんと置ける日めくりです