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地上のレクイエム、天上のジュピター 。(過去ブログ再掲)


2016年
盛岡で震災復興をテーマにした
エキシビションがあってね


スケート仲間たちと、
行きたいね、行きたいね!と話してて

みんなでチケット取りに参戦して
何とピッタリ4人分のチケットを
手にすることが出来たんだ

昼公演2枚、夜公演2枚
ほんっとすごい奇跡だった


この時のメンバーが、豪華すぎて驚く
プルシェンコに真央ちゃん
あっこちゃんに無良くん織田くん
由希奈さんに荒川さんに本田さん
理華ちゃんやさっとんも出ていた
他にも多数の出演者がいてね

私は昼の部を見に行ったんだ

この過去ブログのお話は、
3回に分けて再掲していくね

初めてアイリンにも行った、
大切な思い出たち






会場に着く




パンフレットはひとり一冊無料配布
選手直筆の文字が印刷されており、とても素敵なものだった

胸にLEDライトを付ける
光の海になるんだね
拍手が起こると光が瞬いて
とても綺麗

アイスショーは2部構成で
時折インタビューが入る形式
昼の部トップインタビューは羽生くん
届く声に、心なしか
いつもの元気がない様に感じた
マイクとの距離のせいなのかな

声の芯がない、というのか…
体調でも悪かったのかな?
疲れているだけでも無いような、
私には、何か気になるものでした
それは、TVで見ても少し思いました

しかし、演技では対照的に
羽生くんの力が溢れていた

4人のスケートが奏でる花は咲くは
それぞれのスケートが持つ音や色が和音の様に重なって
優しく、美しく、
レクイエムは
とても、とても激しかった

あの声の違和感はなんだったの?
と思うくらい、表現するものと同化しているようだった




レクイエムの激しさ
これはなんだろう…
怒り?憤り?憤怒?…
それは自分自身を蝕むようなマイナスのものとは全く違って
もっと大きなものへと向かっている様な

向かう先は
人や出来事の様な明確なものでは無く
具体的に、何かは分からないもの
だけどその得体の知れないものを
変えたい、新しく生み出したい
そんな爆発的な力のエネルギーの様な印象を持った

演技は以前神戸で観た時よりも
羽生くんの内側にある力を
地にぶつけるような
内側から、この現実へ
形となり、現すような
とても強いものを感じた

羽生結弦という
ひとりの青年の
その等身大の力

それだけを持って
羽ばたこうとする

そんな、
羽生結弦を見た気がした


涙が滲む




羽生結弦…
何も持たない
特別なものなど、何もない

ただその身体と心だけを
武器に
自らを奮い立たせ
今に生きる、
私たちと変わらない
ひとりの人間

新しい変化のために
今、立ち向かおうとしている
そんな印象のレクイエムだった
研ぎ澄ました刃の切っ先の様に美しく、強かった


羽生くんのレクイエムの次に始まった
真央ちゃんのジュピター
LIBERAの歌声が響き渡り
リンクが静謐な空間へと変化する

子供たちとの群舞
ここは本当に地上なのだろうか…?
まるで
天上から地上を見ているものの世界の様で
息を潜めて魅入っていた

羽生くんのレクイエムが
この地上で生きる
私たちの
前へ進む力を現しているのだとしたら
真央ちゃんのジュピターは
天上から
あらゆるものを包み込み癒す様な
慈愛を現しているように感じる

2つが
陰陽の様につながりあって
巡り合って一つになる様な
とても
とても素晴らしいものだった



織田くんの術後初めてのスケート
変わらない猫足着氷
柔らかな動きと暖かいスケートに感動

あっこちゃんの小鳥の動き
その表現力と美しさにまた感動

知子ちゃんの凛とした滑りに
由希奈さんのたおやかで流れるような滑りに
プルシェンコの圧巻の演技に
あー書ききれないっ!

盛岡アイスショー…
テーマである震災復興への思いが沢山詰まった、祈りのショーだった

素晴らしかったです





つづく





体が心の声を体現したり
急に元気になったり
またフワフワしたり

今もまだ
心が定まった感覚はない
多分、この振り子を幾度も繰り返しながら
あるべき場所へと
心が向かって行くんだろう

少しずつ、少しずつ、
見えて来たものもある

少しずつ、少しずつ、
他のファンの方の言葉も
読めるようになって来た
まだ沢山は無理だけど、、

私はまだ、時間が必要かも知れないな、って思う

今はこうして、
自分の見て来た羽生くんを振り返りながら
羽生くんを感じる時間が心地いい

今の自分の心の中を
無理やり覗いて
言葉で形を決めて
こうだ!とはめ込むことはしたくない

曖昧で、いいんだ
分からなければ、それでいいし
明確なものがあるならば
それを言葉にしてもいい

また、言葉にしても、やっぱり違ったなら
また新しい言葉で語ればいい

語っても、語らなくてもいい
人の想いに、合わさなくてもいい
周りのスピードに、乗らなくてもいい

複雑な想いを抱えていても
羽生くんかっけー!とか、
羽生くん大好きだ!とか、
思っていいんだよ
そして
見たくて見るのに
急に見たくなくなっても、
それもいいんだよ

心は、深いんだ
まずは心に耳澄ますんだ


昔も今も
羽生くんは変わらない。。

このレクイエムの感想を読んでいて思った

変わって行くけど、変わらない
羽生結弦の本質は、ずっと変わっていない

この羽生くんのレクイエムを観て
綴られた私の言葉は

まるで、今の羽生くんを表しているかのように
私の胸に響いて来る

過去と未来が繋がって
今が
生まれている様な気がした





読んでくれてありがとう

おやすみなさい☆彡

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