ヴィクシーエンジェルのショー廃止から3年たった今思うこと

2019年からヴィクトリアシークレットのランジェリーショーが廃止されて3年の時を重ねた今、
一意見として複雑な想いを語りたい。 

ミランダカー、ジジハディットetc素晴らしいモデル達を輩出したモデルの登竜門でもある豪華絢爛なショー。

ストイックな細さと完璧な美を圧倒的なまでに披露する場で、アリアナグランデやレディガガも出演した毎年大注目のショーであった。 
私はそんな派手派手なショーを毎年楽しみにしていた1人である。


下着姿=恥ずかしいものと思っていた私にとって、私を見て!とばかりに堂々と歩く彼女たちに衝撃を受けた。
努力の結晶である自分の身体に自信を持つ格好良さに清々しささえ感じた。
ノートにミランダカーの切り抜きを貼り、筋トレのモチベーションにしたり、あくまで前向きに夢のようなショーを捉えていた。

人種が違う、体型が違う、顔の作りが違う、ことにフォーカスせずただただエンジェル(ヴィクトリアシークレットのモデルの呼称)たちの気持ちのいいウォーキングと自信の溢れ出ている雰囲気が大好きだった。

息を飲むような眺め、心動かされた曲、推しのライブで感じる高揚感、好きなあの子の笑顔、吸い込まれるような絵画。。。美しいと感じる対象は十人十色である。
それぞれ好きになる対象が異なるだけで私はそれが偶々ヴィクトリアシークレットのショーが当てはまった。ピタッと揃ったダンスのように統一感のある美に芸術を感じていた。 

ショーも時代に則して変わっていくものだ。
しかしそれでいて表現の自由や変わらないものもあってもいいのではとも頭の片隅にある。 

ヴィクトリアシークレットのショーは間違いなく唯一無二の芸術であり文化を形成していた。 
多様性が認められる世の中であることは大切だ。しかし同時に片っ端から昔の美の基準を否定していく事は、正解なのだろうか。

昨今の多様性、美への価値観の広がり、ジェンダー問題が取り上げられる度、その考え方自体は素晴らしいものでありながら、既存のものが否定されすぎると文化まで消えることが私はとても悲しい。 

多様性とはそれぞれの価値観を尊重することだと思う。

固定的な美の基準はダメ
ではなく、
多様な美の価値観の中で、固定的な美が好きな人もいるよねと大勢の価値観の中の一派として尊重されても良いのではと感じてしまう。  

3年経ってふとヴィクシーのショーが懐かしくなった私のつぶやき。
しかし過去の経営陣の不祥事や問題発言について擁護する気はゼロだ。
ヴィクシーのエンジェルたちの過酷なダイエットや悪影響を与える等マイナス面が沢山フォーカスされたので、ショーの存在を忘れ去られる前に純粋に好きだったことを書いてみた。 

モデル達の健康を守るルール決めや、いくつかの問題解決は必要だが新しい形でもあの豪華絢爛なショーが復活してくれたら嬉しいなと思う。

ここまで読んでくれてありがとう🌸

🌸さくら🌸

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