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【#times_sakura】さくらインターネット、DXを実現したい企業さまとの協業を推進~日本のDX化を推進するクラウドビジネスの創出に向けて~

私は、DXの推進に欠かせないシステム導入について、外部への開発発注ではなく、自社開発またはクラウドサービスの採用が良いと考えております。外部への発注では、会社の成長状況や業界の変化へ対応するための改修に対して発注作業が毎回必要となり、対応に時間がかかってしまいます。それに比べ自社開発やクラウドサービスの採用は、これらの時間が短縮できるため、会社の状況や業界への変化へ柔軟に対応することが可能であり、DXの推進に大きく寄与できると考えるからです。

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しかし、上記のグラフからわかる通り、日本は他国に比べユーザー企業に所属するIT人材が非常に少なく自社開発を行うための人材が不足しております。そのため、ユーザー企業は外注に頼らざるを得ない状況となっており、これが我が国のDX実現への大きな壁として立ちはだかっています。

この課題に対してさくらインターネットでは、ユーザー企業と協業を行うことで解決を図っております。協業により、ユーザー企業が持つ業界知識をさくらインターネットの社員が学び、さくらインターネットが持つITスキルをユーザー企業の社員が学ぶことで、DX実現のために必要不可欠な業界への造詣の深いIT人材の育成ができます。また、開発においてはスクラッチ開発ではなく、同業他社へも展開可能なクラウドサービスの開発をします。これにより、協業企業のDX化に留まらず、さくらインターネットと協業企業の双方に新たな利益を生むクラウドビジネスを創出ができると考えております。

インターネットエクスチェンジ(IX)事業を専門とするBBIX株式会社と共同出資し設立したBBSakura Networks株式会社では、BBIXのキャリアフリーのIX事業とさくらインターネットの開発力、IaaS「さくらのクラウド」を掛け合わせることで、メッセージ配信にて手軽に二要素認証が可能な「さくらのクラウド ショートメッセージサービス(SMS)※」の開発を実現いたしました。

またこの度、リーガロイヤルホテルなどを運営する株式会社ロイヤルホテルとの相互出向による人材交流を2021年7月より実施することになりました。これも協業と同様の考え方です。今回の人材交流では、さくらインターネットは、ロイヤルホテルのホスピタリティを学び、自社の「CS(カスタマーサクセス)」の向上を図ることで、さらにお客さまのニーズに沿うサービス創出を目指します。ロイヤルホテルは、さくらインターネットのクラウドコンピューティングサービスを含めたITスキルを学ぶことで、自社のDXを推進します。詳しくは以下のプレスリリースをご一読ください。

今後もさくらインターネットでは、DXを実現したい企業との協業を推進してまいります。そして、各企業さまが持つ「専門性」とさくらインターネットの「開発力・クラウドインフラ」を掛け合わせ、「クラウド抵抗国」と表現されている日本のDXを推進するクラウドビジネスの創出をして参りたいと考えております。

さくらインターネット株式会社
代表取締役社長 田中 邦裕

※ さくらのクラウド ショートメッセージサービス(SMS)

※本記事に掲載されているグラフはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)発行の「IT人材白書2017」に掲載されたグラフを基に、デザインを変更して掲載しています。改変にかかる責任はさくらインターネット株式会社にあり、改変にあたっての著作者人格権の行使は行いません。

「#times_sakura」は、さくらインターネット株式会社の代表取締役社長である田中が今考えていることを発信していく企画です。

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