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◎アニメ『暗殺教室』第1期

久しぶりに『暗殺教室』を見たので🐙
(マンガは読んでいるけれど、アニメをきちんと視聴したのは初めて)

ある日突然、月が三日月状態となり、そのタコは地球を滅ぼす存在として現れた。秘密裏に暗殺しなければならない状態であるが国家総力を持ってしても殺すことが難しい。そこでターゲットの提案を飲むことで、暗殺の可能性を上げることにした。彼曰く、「椚ヶ丘中学校の3-Eの担任となる。期限は彼らの卒業まで」彼らの生徒たちは勉強して、遊んで、殺して…。

と言うのがざっくりとした詳細。

暗殺・殺し屋という物騒な話題を少年マンガで扱いつつも、とてもコミカルな作品だから重く受け止め過ぎずに観ることができる。
反面、教育論について度々描かれていて、例えばクラスに応じた階級システムだったり、暴力に訴える教育だったり。 

殺せんせーを通して、「どんな場面でも応用が効く」教育の大切さを描いている作品。

試験で出題された問題をモンスター(作中的には問スター)に見立て、どう殺していくか(正解を導き出すか)模索する様子だったり、
“暗殺”を考えることで、同時にその土地や歴史、文化を詳しく知るフィールドリサーチを同時に行っている様子だったり。

殺せんせー以外の先生方も、防衛省所属の烏間先生や、ハニートラップ担当のビッチ先生が副担任として赴任することで、体育や英語に本物を取り入れて質の高い教育を行っている。

そしてこの暗殺を通して、学力だけでなく自信のなさや自己肯定感すら底辺で溺れていた彼らが、学校システムという社会の中でも息ができるように教育されていく。

だんだん、結果が伴って生まれた自信によって生き生きしていく姿は見ていてとても頼もしい。

わたしの好きな回は、やっぱり下克上の16話「終業の時間・1学期」

特にわたしの好きなキャラである赤羽が思う“かっこいい”では、周囲について行くことはできず、自分の中で“かっこいい”姿について考え直すシーンは、今まで挫折を知らなかった彼にとって、初めての課題。

悔しさをバネにするために、負の感情をきちんと味わっている感じが、今までどこか遠かった彼の距離感を縮めているようで、とても好き。

という訳で次はまた、第2期視聴後に。

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