負け犬入院体験記 #5 十三日目・エ○マンガ先生と新作準備

※pixivFANBOX無料ブログ記事再掲です。

　僕はいま入院している。
　明日で入院二週間。最短で四週間で出られると言っていたので、そろそろ約半分。
　長いようで短かったようでやっぱり長い。早く退院したい。

　そういえば、ラノベの「エロマンガ先生」の最終11～13巻を一気に読んだ。
　久々にラノベを読めたのだ。
　というのも、僕はここ数ヵ月ほどブックオフで資料用に様々なラノベを買っていた。
　なぜブックオフか。新品で買う金がなかったからだ。いや、買えるときは新品で買ってるが。
　最安110円がクーポンで100円引き。実質10円。さらに正月やゴールデンウィークに行ってる値引きセールに重なればなんと無料で手に入ったりもする。
　様々な問題をはらんではいるらしいが、僕は中古の安価な転売はいい文化だと思う。
　閑話休題。
　ブックオフで毎月一冊か二冊くらいラノベを買っていたものの、ある問題があった。
　集中力が持たず、本を読みきれないのである。
　なので、結果として大量に本を積む事態となっていた。
　今回の入院に際して、本を八冊、うちラノベの文庫本を六冊持ち込んでいたが、ずっと読めずにいたのだ。
　そのうち三冊を昨日、あと「俺ツイ」の21巻も一昨日読破していた。
　集中力が復活していた。これはおそらく喜ぶべき事態である。

　うつ病の症状で、認知機能が低下するというものがあるはずだ。
　認知機能。たしか、集中力とか記憶力とかそういった脳の機能。
　それが回復していたというのは、つまりうつ病が回復傾向にあるということに違いない……というのは素人考えだが、おそらくそう思っても差し支えないと思う。
　たぶんおおかたこれを読むであろう外部のブログ読者には関係ないことと思うが、今日くらいは自分を褒めてやってもいい……かもしれない。そう思うのは甘いだろうか。

　報告することはもう少しある。
　現在、長編小説の連載を準備している。
　短編連作形式の新作を書いてる最中である。現在第二話（導入部分）まで執筆を終えており、退院したら週刊で連載しようかと考えている。
　決して進捗は順調とはいいがたいが、気長にお待ちいただければ幸いである。

　ちなみに現在電撃大賞に出している長編と短編も、落選したら連載する予定なのでお楽しみに。今年の夏は熱くなりそうだ。

　あとは特にいうことはない。
　早く退院したい。自由が恋しい。蒲田か川崎辺りで遊び回りたい。酒と微糖の缶コーヒーをしこたま飲みたい。
　脂質異常症、つまりはデブなので食事、特に脂質と糖質が制限されている現在、味の濃い食べ物に飢えている。ジャンクフード食べたい。
　欲望を書き連ねてきたが、ひとまずは最長五週間のうち半分近くが過ぎたことに安堵するとしよう。
　自由はもうすぐそこに待っている。