見出し画像

私のカメラ遍歴2~フィルムカメラ編

前回は半世紀以上前の古いカメラのお話でしたが、私が中学から高校位の頃はいろいろなカメラが世間に登場していました。円盤の円周上にとても小さなフィルムのついたディスクカメラとか、初めて1/4000秒を実現したNikonのFMとか、世界に先駆けて発表されたオートフォーカスのミノルタαシリーズとか(あ、完全に年代ばれた)。カメラメーカーもヤシカや京セラ、CHINON、MAMIYA等今では考えられない位のメーカーがカメラを作っていたと思います。ゼンザブロニカ等も自分では買わないだろうけれど、何か面白そうなカメラだなぁと思っていました。今調べたらタムロンに吸収された後、シリーズ自体が10数年前になくなっているみたいですね。

 中学時代に今でもある某カメラ雑誌の毎月のコンテストに送った写真がきっかけとなり、当時は珍しかった「カメラ女子」(という言葉はないけれど、実際女子高生)二人による新機種テストレポートという記事に出ました。新宿御苑でお借りしたカメラを二人で使い、写真を撮って使い心地をインタビューされるというもの。その時の機種がまたもやコニカのTC-X。合併して「コニカミノルタ」になる前の最後の一眼レフです。
https://sunrise-camera.net/user_data/blog/detail?p=24919

(リンク先の下に一言だけ説明があります。一応最後のレフ機なのに会社としての扱いがそこはかとなくわかるという気が…)

まあね、当時としてはプラスティックボディで、シャッター音もガッシャンガッシャンとやかましいし、チープではありますが、お小遣いの限られた女子高生には軽くて安いのは有難いということもあり、テストレポートの後に実際に自分でも買いました。今では絞り優先をメインに使っていますが、シャッタースピードばかり使っていたのはこの機種を割と長く使っていたからかも。実は個体差かもしれませんが、私の機種はなぜか最初の巻き取りが甘く、きちんとフィルムが装填されていなかったり、途中でふとしたはずみにぱかっと裏蓋開いたりして、よくフィルム1本まるまるダメにしたりしたものです。写真に撮らせてくれた友達にも申し訳ないことをしました。

 (そういえば、高校時代、中学の同級生のお兄様が先輩にいて「某雑誌に出たんだって?」と声をかけてくれたことがあったのですが、その方確か写真部だった筈。で、随分経ってから何気なくその某雑誌見たら、責任編集のところにお名前があったような。趣味が仕事になったのでしょうね。ちょっと羨ましい。)

で、最後のフィルムカメラがこれ。当時人気だったCanonのEOS KISSⅢ。これは数年前にD5300に主力を写してからも手元に残して、たまに持ち出しています。

TC-Xの次だったから少し重く感じていましたが、たまに持ち出すと吃驚するくらい軽いのは小さな乾電池で撮影できるから。スペックを見ると今のカメラとの差に目が点になりますが、とても使い易かったです。しかし、被写界深度確認とかできたんだ…。後で確認しておこう。

便利だったけれど、ちょっと寂しかったのはフィルムの巻き上げや巻き戻しが全自動になったこと。巻き戻しは急いでフィルム交換する時にはちょっとだけ有り難い(遅いけど手で巻くよりは断然速い)けれど、巻き上げは撮るぞ!というスイッチを入れてくれるものでもあったのですよね。あと、多重露出しづらい。まあ、TC-Xの頃は巻き戻しを中途半端にして謎の合成写真を沢山作ってしまったこともあるので、よしあしですが。

で、いよいよデジタル一眼に興味を持ち始めて、15年使ったKissIIIから2014年にデジタルカメラに移行します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?