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松江 2024.06

松江にある由志園という日本庭園に行きました。
菖蒲が見頃で、ちょっと渋い観光になりました。

由志園

由志園は池泉回遊式日本庭園となっていて、立派な滝、池、飛び石、枯山水などが楽しめます。私が訪れた時はツツジが少しと、菖蒲が見頃でした。

雅な日本庭園、落ち着きます。

由志園は牡丹と高麗人参が有名な大根島に、観光開発を目的として開園されたそうです。
高麗人参は栽培が難しかったそうで失敗もあったようですが、それを乗り越えて国内生産に成功し、松江藩の財政回復にも一躍買ったそうです。現在日本で3カ所程しか高麗人参を栽培していないそうで、数少ない栽培地のひとつとなっています。ここでは収穫してから蒸したり干したりの加工をしたり、製品を販売していたりと、栽培から製造販売までを行っているそうです。ミュージアムもあり、高麗人参栽培の歴史から実物まで色々と知ることができます。

(高麗人参を栽培している3カ所は、信州佐久(長野県東信地方)、会津(福島県会津若松附近)、出雲(島根県大根島)らしいです。)

おいしげる緑の中の朱色の橋が美しいです。
滝、流れる水はいつみても美しく心が落ち着きます。

春が過ぎて緑が生い茂る中、水辺に咲く菖蒲が涼しげでした。大きくて外に垂れるような花弁と、涼しげな色合いが特徴的ですね。菖蒲をじっくり見たことはなかったので、今回華やかなお花を堪能できてよかったです。
立派な朱色の橋と、涼しげな色合いの菖蒲のコントラストが美しかったです✨

水辺に並ぶ菖蒲
家買ってこんなお庭を作りたい
菖蒲の花

牡丹が有名な由志園ですが、なんと一年中いつでも牡丹を楽しめるように専用の建物を建てています。牡丹の館では、気温を管理された建物の中で年中いつでも見頃の牡丹を鑑賞することができるようになっています。毎月職人が植え替えをして、いつでも大輪を咲かせた牡丹を鑑賞できるようになっています。

国内の牡丹の栽培8~9割を占める島根県、県の花にも制定されているらしいです。市場は日本だけでなく、年間8万本輸出もしているそうです。

牡丹の花って本当に思ってるよりも大きくて、花弁がシルクのようにツヤっとしていて、フリルのようにふわふわで、少しグラデーションのかかった色味が可愛くて、最強すぎます。


牡丹の館
あまりに綺麗で、この館見ただけでも
ここに来た甲斐があったなとおもいました。

由志園はまだ大根島に橋がなく、松江と陸路で繋がっていない時から操業していたそうです。船じゃないと来れないこの場所に、産業の発展の為にと開園した由志園。強い志や思入れがあってこそできることなんだろうなと思います。そしていつきても丁寧に手入れをされたお庭で、職人さんの細やかなお仕事を感じて感激しています。植物園や日本庭園の中でも結構近代的で人工感はありますが、私はかなり好きな場所です。

5月、牡丹が見頃になると園内は一面牡丹の花で埋め尽くされて幻想的な世界になります。全部職人さんが並べて、お手入れしているそうで、本当に綺麗で感動します。ぜひぜひ訪れてみてください。あと、園の前で牡丹の販売も行われていて、発送もできるみたいです。贈り物にもいいですな。

5月に伺った時の写真。
一面牡丹に埋め尽くされる圧巻の景色です。



参考にしたHPリンク
https://www.maff.go.jp/chushi/sesaku/export/r1t03.html

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