香川
突発的に香川に行ってきました。1泊2日。
昨年の9月頃、仕事が忙しくって疲れちゃった時に急に旅行行った時のやつです。以前の香川に来た際に西の方へは行ったことがあったので、今回は少し東寄りのさぬき市辺りに行きました。
四国村ミウゼアム
なんと民家の博物館です。中四国地方から古民家を移築復元して自然の中に展示している野外博物館となっています。民家の展示ももちろん面白いですし散策路や池なんかも美術家が設計していたりして、歩くだけで楽しいです。
村内にはサヌカイトという石を展示してあるのですが、このサヌカイトは響きのある澄んだ音が鳴るのです。木琴や鉄琴のような雰囲気で、独特の響きがあります。展示されているサヌカイトは実際に鳴らしたりできますし、ガイドアプリとかビデオでサヌカイトの演奏を聞くこともできます。wikiによると、玄関の呼び鈴に使用されることがあるそうです。おしゃれ〜
公式ガイドアプリには各建物に対して音声解説が用意されていて、元はどこにあった建物でどんなふうに使われていたかの説明や、見どころなどを教えてくれます。
また、ほとんどの民家には花が生けてあってとても綺麗でした。古く寂れた日本建築の中に輝く生き生きとした花がどれも美しかったです。
広い園内には民家以外にも芸術品が飾られているのですが、中でも創作民話みたいな像がとてもよかったです。撫でられたいうさぎの像や、雨を止められないアメフラシなど。健気でかわいらしい動物たちの像に癒されます。
カフェもよかったです。どの席もふかふかの椅子やソファで、英国間のある内装がオシャレでした。歩き疲れた体に甘味が染み渡る。
八栗寺
五剣山の中腹あたりにある八栗寺、レトロなケーブルカーで向かいました。ケーブルカーですが、すれ違う部分以外は単線で、真ん中のみ離合場所が用意されており、最大限無駄を削ったような形状が素敵です。上りと下りがケーブルで繋がれているので、同時に発車して真ん中の二股部分ですれ違うという形をしています。パンフレットやHPにはケーブルカーの簡単な仕組みも載っていて面白いです〜。新幹線風のレトロ車両がかわいい。
駅から歩いて5分ほどで八栗寺に着きます。複数のお堂やご本尊が置いてあり、信仰深い霊山なんだなぁと思いました。十二支尊像は初めてみたので面白かったです。仏教は本当に色んな菩薩様やお釈迦様、阿弥陀様が居て面白いです。
山の上にあるので、屋島周辺を見渡すことができます。天狗が祀られているということでしたが、お堂が奥の方にあったのか見逃してしまいました(T-T)もう一回伺ってお参りしたいとこです。公式HPがめちゃくちゃ見やすいUIで、それぞれの建物の解説や順路も詳しく書いてあるので閲覧おすすめです。
石の民族資料館
高級墓石・庵治石の生産地ということで、石の民族資料館がありました。
石の種類という地学的な話から、庵治石の採掘方法、搬送方法、そして墓石や灯篭への加工方法などが解説されていました。ボタンを押して動き出す展示とか音声・映像の解説も多くて楽しかったです。
重機のない時代に大きな石を切り出したり運搬したりするために、色んな道具があって工夫していたんだなぁと。墓石の種類なんて考えたこと無かったけど、やはり高級な石は肌触りがいいし高いのだなぁと知った日でした。
屋外にはユニークな石像が多く展示されていて、石とは思えない質感だったり細かい装飾だったりと高い技術が見られたり、クスリとしてしまう面白いモチーフもあったり。楽しかったです。
ちなみにうどん山田屋も行きました。30分くらい並びましたが無事食べられました。やっぱり香川のうどんは美味しいです🥢
平賀源内記念館
稀代の発明家の記念館と旧家めぐり
発明家という認識でしたが、浄瑠璃作家だったり蘭学にも詳しかったり、薬草にめちゃくちゃ詳しくて藩主に仕えていたり、なんでも出来すぎてビビります。
源内さんの逸話は沢山ありますが、やはりエレキテルを復元した話が有名かと思います。
記念館ではこのエレキテルの再現品を実際に回し電気を貯めて、蛍光灯を光らせるという体験も出来ました💡正直これがいちばん楽しかった。当時はこのエレキテルを使って体に電気を流して治療を施していた、というのも面白かったです。電気のない時代なんて想像できないけど、当時はむしろ電気の溢れた時代なんて考えられなかったんじゃないかな。そんな時代にエレキテルを復元した源内さんの観察眼とアイデア力を本当に科学者として尊敬します。
こんな感じで2日はあっという間に過ぎました〜やはり知らない土地の資料館、博物館は初めて知ることが多くて刺激的ですね。知らないことだらけで楽しかったです!またうどん食べに行きます!
おわり
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