見出し画像

比和自然科学博物館

広島県唯一の自然史系博物館。庄原市の山間にひっそりと存在する博物館。
中国山地でクジラウォッチング🐳できます

自然史系博物館

市役所に併設された小さな博物館かなと思っていたんですが、入ってみてびっくり。 充実した解説展示で、研究が盛んに行われている感じが伝わってきました。
いろいろな動物たちの剥製があり、中には外国の博物館から日本にはいない動物の剥製を寄贈されていたりしました。比和牛の解説など地元の伝統に関する展示もあります。

博物館は珍しいものをミセモノにする場所ではない、ということで研究や学習に力を入れているように思いました。例えば剥製にただ生物名が書いてあるだけだとかわいいね〜で終わりですが、それがどこに住んでいて、どんな特徴があって、どんな生活をしているのかを知るともっと面白いですよね。学芸員さんや大学で行われた研究成果をもって色んな知識を教えてくれる博物館で、よいところだなと思いました。

海外とも交流が深くて、色んな展示の送り合いも行われているようでした。
いろんな生物の剥製が見れます

モグラ博物館

モグラ類の標本数が多く、モグラ博物館という愛称で親しまれています。マスコットキャラクターもモグラを模したキャラになっています。
西日本、東日本で分布が分かれている種についても、何故か比和だけ共存しているそうで、驚きですね。

モグラの鼻の形や歯の形など、気にしたこともなかったですが、確かに見比べてみると種類によって違いが見られておもしろいです。もぐらの毛を触れる体験ができるのですが、思っている以上にふわふわで触り心地がいいです😆

ヒワちゃん
比和には3種類のモグラが共存しているそうです。
見比べてみると、鼻の形や手足、歯に違いが見られますね

山の中のクジラ

新館の方には地質学的展示が多くあります。
宝石や岩石、化石が展示してありました。今は木々の繁る山の中にある庄原ですが、貝の化石やクジラの骨が見つかっていて、昔は暖かい海だったと考えられています。
特にクジラの全身骨格と復元模型は大迫力で一見の価値ありです。

1年くらい前のことで詳しい説明は忘れてしまったんですが、運良く館長さんに説明していただいて、とても楽しい時間でした。たたら製鉄の話とか聞いたような…忘れちゃったのでまた再度聞きに行かないとですね😆

山の中でクジラウォッチング

正直中に入るまでは、地方にある古臭い博物館だと思ってたんで、入ってみてビックリしました。展示の密度がすごい。小さい子は絶対楽しめるし、解説が詳しく書かれているので理科好きな大人も楽しめる🙆‍♀️ ぜひぜひ訪れて見てほしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?