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とびしま海道 後編

以前投稿した前編の続きになります。
呉市と今治市に属する島々を回ってきました。

とびしま海道の料金所を超えて最初に着くのが下蒲刈。ここでは前回「松涛園」と「白雪楼」、「蘭島閣美術館別館」に立ち寄りました。今回は余ったチケットを持って「美術館本館」と「御本陣芸術文化館」に行きました。

御本陣というのは、幕吏や参勤交代中の大名などが宿泊する施設のことで、格式高い建物があったことが伺えます。中では美術館のような感じで絵や陶芸品などが飾られています。解説コメントが面白くて自分はとても好きでした。今まで絵を見る時にマチエールなんて考えたこともなかったけど、作者が筆以外の物でマチエールを変えたりしてるという解説を見て、じっくり表面を見たり。新しい気づきをくれるコメントは読んでて面白いです。

美術館の方は、作者の経歴や生い立ちの解説は詳しかったですが、作品に対するコメントが少なかったのが残念だなと思いました。
私が行った時には梅を題材にした絵の展示をしていたのですが、紅梅の絵が美しくとても感動しました。お気に入りの絵画に出会う事ができたのがとても嬉しかったです。他にも版画やキャンバスが布の絵など色々な作品があって面白かったです。

文化館の前に橙がなってました🍊

下鎌苅を回りきったあとは、大崎下島にある御手洗に向かいました。歴史保存地区ということで、江戸時代から残る歴史ある街並みを堪能しました。御手洗は風待ち、潮待ちの街だったらしく、海上での移動が主流だった時代に多くの人が訪れていた海上の休憩所だったようです。

観光案内所に置いてある手書きっぽいマップが小ネタ万歳で面白いので見てみるのおすすめです。歴史的な街並みの合間に近代的な洋館が建っていたり、古民家カフェがあったり。奥へ進むと住吉神社があり、海にせり出した灯台や灯篭など見ることが出来ます。大阪の住吉神社を正確に模した建物を作って建ててあるそうです。

石灯籠
金子家住宅。庭園付きの立派な家を公開している所は他にもあるけど、庭に出られる(サンダル用意されてる)所は初めてでした。

また、瀬戸内と言えば柑橘ですね。
ちょうどみかんの美味しい冬の季節。量り売りを発見して早速購入。様々な品種があり、店員さんが品種の説明や選び方を丁寧に教えてくれます。家に帰って食べたら私好みの酸っぱめみかんで最高に美味しかったです。

他にも県民の浜やキャンプ場なんかもあるので、自然や歴史を楽しめるいい所だなと思いました。
おわり

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