フォレスト・ガンプ

あらすじ

主人公のフォレストがひたむきに生きることでどんどん成功していく話。
バス停にたまたま居合わせたフォレストと看護師さん。バスを待つ間、フォレストは自分の人生を語り始めます。

矯正器具を付けないと歩行できなかったフォレストは、いじめっ子から逃げるために無我夢中で走っているうちに器具なしでも走れるようになり、俊足を発揮するようになります。
成長してもフォレストは俊足を発揮し、大統領に面会するほどのアメフト選手になります。
その後アメリカ陸軍に入隊し、エビ漁師の実家をもつバッバと出会います。ベトナム戦争に出兵し、攻撃を受けながらもフォレストは俊足を活かして仲間を救出します。このとき、命を助けたことで膝から下を失った隊長から恨まれることになります。
軍の病院で治療中、卓球を始めたところ瞬く間に上達し、世界大会に参加するまでになります。その後軍を除隊になったフォレストは、バッバとの約束を果たすためにバッバの実家近くで船を買い、エビ漁を始めます。
膝下を失った元隊長を誘い、共にエビ漁に励み大量のエビを捕まえられるようになり、アメリカで知らぬものはいないほど大きな会社となりました。

こんな調子で回想を通して彼のこれまでの一生が描かれます。そしてバス停から新しい未来が作られていきます。クスッと笑えてウルッと泣けて最後はハッピーエンドのヒューマンドラマ。

人生

フォレストは真っ直ぐなところがあって、走っていたらアメフト選手になってたとか、ピンポンしてたら世界大会に出て有名人になってたとか、「そうはならんやろ!」って展開が多くてすごく面白かったです。フォレストはスポーツの才能があったり大企業を築いたりと成功も多いですが、想い人であるジェニーにはなかなか振り向いて貰えなかったり、親友のバッバや最愛の母を亡くしたりと、悲しい場面も多く、その悲しさに真っ直ぐに向き合うフォレストの姿に胸を打たれました。
最後に、息子が幼いフォレストと同じ事をして終わるあの感じ、人生が一巡したなって感じるあの終わり方すごく好きです。輪廻転生とか言いまし、人生って輪っかのイメージがあります。親から子へバトンが渡され、ぐるぐると続いていくんだろうな。

ダン隊長かっこよかった

ダン隊長がとにかくかっこよかった。俳優のかたはゲイリーシニーズ氏。最初の戦地での指揮をとる威厳のある姿かっこよすぎたし、膝下がなくなって自暴自棄になってる演技うますぎてしんどさ爆発したし、その後船の上ではしゃいでるのも可愛すぎて一緒に乗りたかった。最後に義足で歩いてくるの感動しちゃった。生きることを選んでくれてありがとう。
フォレストに対してなんで助けたって詰るシーンは見ててしんどかった。死んだ方がマシって思ったことあるので、そういう状況なんだろうなって思うとしんどかった。数年後、助けてくれたフォレストにお礼を言うシーンで涙腺崩壊した。フォレストも報われるし、隊長も生きてることに希望を見つけられたのかなって思ったら泣けた。「死んだ方がマシ」から「生きててよかった」まで心が変わるのって難しいじゃないですか。それこそフォレストに嫉妬して恨んで憎んで狂ってもおかしくない。だけどダン隊長は「生きててよかった」までたどり着いて救われたんだなぁ、よかったなぁ。

成功しても謙虚なフォレスト
フォレストは純粋で、正しいことをちゃんとできるのがすごいなと思いました。ずるとか考えないんだろうな。教えられた教えをしっかり守れるのがすごい。そういう部分を見習っていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?