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絽の着物から帯を作る その2


こんにちは。
着物コーディネーターのさくらんです。

さて前回の続き。
前回→絽の着物から帯を作るその1
今回はお太鼓と胴が分かれている
二部式帯(通称:おたぎん帯)を作ります。

お太鼓部分を作る

お太鼓は袖部分の布からとります。
幅的にも長さ的にもちょうど良い。
できれば100cm仕上がりにしたいですが、
着物の袖は大体49cm仕立てなので
お太鼓にすると90〜95cmかな。ギリお太鼓できる。
今回はこの布でリバーシブルにします!

糸を外してアイロンをします。
今回はポリエステル素材なので一度洗いました。
乾かしてアイロンしたら、30cm幅に測って
アイロンで裏側に向けて折っていきます。
縫い代2〜3cmくらいになる かな。
2枚を中表に合わせて、折線同士を合わせて
まち針で留めていきます。

サイドを縫う

合わせた折線の3mmくらい上をなみ縫いします。
もちろんミシンでもOKです!
ちなみに私は運針はできませんが、
いっちょ前にくけ台は持ってるのでこれで
挟みながらずれないように縫っていきます。
なのでまち針は10cm間隔くらいでつけてます。 

幅の左右どちらもチクチク縫い終わったら、
帯芯をつけていきます。

帯芯をつける

コットンで名古屋帯や半幅帯を作る場合、
帯芯、または接着芯を使うんですが
今回は帯芯をつかってみたい!

だがしかし、帯芯というやつは
・なかなか置いてあるお店がない
・ネットでも売ってるけど厚み、固さがわからない

なのでどうしようかなと思ってたところ、
帆布の生地を帯芯代わりにするという話を聞き、
真似させていただきました。
でもいつか帯芯も試してみたい。

ユザワヤで買った帆布生地。11号帆布です。
帯芯よりリーズナブルだし、生地屋さんなら大概ある!

仕立て上がりの幅に切って(これは16cm)、
縫い代の片側にだけつけていきます。
しかし表地には縫い付けないようにしないとなので、

自分の古いDMを下敷きにして縫ってます。
全体的に縫いとめるのではなく部分的に留めてます。
5cmくらいちょこちょこっと縫うのを
10cm間隔くらいでやってます。
両端だけは両方の角を縫い止めました。

こんな感じです。絵力はどこかに置いてきました。
縫い終わったらひっくり返します。

いいねー!夏帯出来たよー!
いい具合のリバーシブルです。

反省点

まぁちょっと気になるのは縫い代が透けるので
ギリギリまで短くすれば良かったかな。
もしくは、白地の方が目立たなかったから
そちら側に縫い代を倒せば良かったかなと。
でも自分用なのでこれでもよし。

さて、次は胴部分&完成図よ!

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