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アイスの後味

 冷凍庫にあったハーゲンダッツのなんちゃらを食べた。食べたかったから食べた。食べている間は幸せである。食べたかったものを食べる幸せ。ところが、どんなアイスクリームでもそうなのだけど、食べ終わった途端に後悔がはじまる。余分なカロリーを摂取してしまった…というのも少しあるけれど、それよりももっと直接的な、喉に残る後味の悪さだ。(個人の感想です)

 甘みを消そうとコーヒーを飲んでみてもなにか違う。結局、歯磨きうがいをして消し去られるのがアイスクリームの運命。食べたいと思ったあの気持、食べていたときの幸せ。それを持続させるにはどうしたらいいんだろう。

 ……とまあ、アイスのことはいいのだ。

 私のnoteに並ぶ閲覧履歴からのオススメ記事は、ほとんどが書くことに関するものだ。「書くとこんなにいいことがある」「書けない時はこんな風にすればよい」などの素晴らしい記事たちだ。むさぼるように読み、そしてまたその履歴から同じ傾向の記事が並び、それを読みたくなる。でも、それで書けるようになるのかといえば、書けない。私もやらなきゃと思いすぎて、どうして私は書けないのかと、ちょっとした劣等感を抱くに至ってしまう。

 そうじゃなくて、普通に楽しい記事をたくさん読む。そうしたら楽しくなって書きたくなる。そんな気がする。せっかく色々な記事があるのだ。知らない世界、新しい考え方、ユニークな行動etc. そんなところから、ツンと心を突かれる。突かれたところから波紋が広がって、忘れていたことを思い出したり、新しい考えが頭に浮かんだり……そんな経験がある。つまり、頭を柔らかくしなければ書けないんだろう、私の場合。

 さて、アイスの後味のこととどう繋げよう。

 フォーカスするところを間違えないことだ。後味じゃない。食べたい時に食べられる幸せ。食べているときの幸せ、美味しいと感じる気持ち。その気持ちの中にいること。それが、書くためには大事なんだ。

 ちょっと無理やりなまとめ。それもよしとすること。