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CL2023京都~ルギアVSTARの変遷~

自己紹介

初めまして。東京でポケモンカードをしているシニアのはやとです。ジュニアの時にポケモンカードをやっていて、一度学校生活のため辞めてしまいましたが、最近復帰しました。

最近の戦績としては第3回Mana杯(東京の自主大会)で優勝(9戦全勝)しました。

下記はMana杯で優勝した際のリストです。
こだわりベルト4枚とルギアVSTAR4枚により、1つ1つのプレーの再現性があがり、安定した回りをしていました。マリィも3枚入っていて、相手に好きなように回させないことも意識していました。

また11月12日に行われたシティリーグS1でベスト4になれました。
下記は使用リストです。
ライコウとサンダーがどちらも入っていて、ミラーは後攻からもしっかり勝てるようになっていました。非Vの場面を作りやすいデッキでもありました。

Mana杯とシティリーグ共にルギアVSTARを使用しました。

はじめに

今回はCL京都で使用した、ルギアVSTARのデッキについてです。今回577人中26位の成績でベスト32に入れました。最終戦に勝てれば決勝トーナメント進出のチャンスがあっただけに悔しいですが、自分なりに、一つのいいデッキを作れた気がするので、ぜひ気になる項目だけでも読んで頂けたら幸いです。60枚同じリストを作ってくれた友人に感謝しています。

チャンピオンズリーグの捉え方

まずはチャンピオンズリーグという特殊な大会についてです。シニアは800人のなかで戦い、7勝1敗をしなければ決勝トーナメントには進出できません。
つまり、8回対戦して1回しか負けてはならないということです。

CL前には、「ルギアが強い!」「ロストバレットが強い!」などと言われていましたが、だからと言って環境デッキにのみ当たるとは限りません。800人いたらその中には、様々な考えの人がいて、デッキ選択も多様です。知らないようなコンセプトのデッキ、想像もしていなかったデッキと当たることだってあります。もちろんデッキが上手く回ってくれないことだってあります。
つまりは、何が起こるか分からないということです。もし7勝1敗を目指すならこのようなことを念頭に置いて、デッキ選択や練習をしていくことが大切だと思います。

デッキ選択の経緯

今回はルギアVSTARのデッキを使いました。現環境ではルギアがデッキパワーと対応力から考えて最も使用率が高いと考えました。また、このルギアに強く出れるロストバレットやミュウも使用率が高いと考えました。

この3つが互いにマッチアップした時、大きな有利不利はなく、プレイングで勝負が決まると考えています。そもそも今の環境では、デッキ作りとプレイングが良ければどのデッキにも勝てるチャンスがあると思います。

そんな中で、シティリーグやMana杯でも使用した愛着のあるルギアデッキが選択肢に上がりました。ルギアなら、デッキパワーが高く、様々なデッキに勝てそうだと考えました。
CLの上位4人の中に一人もルギアがいないということは考えづらかったため、シニアで最強のルギア使いになれば良い!という考え方でした。

レシピと採用理由

デッキコード:2SyM2y-8x6o4L-RMy2yM

Tord Reklev選手がInternational São Pauloで優勝した時に使ったルギアデッキをベースにして作りました。ですので多くの人と同じ部分は省略し、特徴のある部分だけ解説します。

・ヤレユータン
博士の研究でリソースを切りたくないというのが一番の採用理由です。仮に初手にエネルギーが沢山来たとしても、さるじえを使ってからしんかのおこうを使えば山札にエネルギを戻せます。

また、マリィ対策で山札の一番上に好きなカードを置いてから番を返すこともできます。使ってみて、縦引きデッキにはかなり便利なカードだと感じました。

・ネオラント×2
ルギアは特別安定感が高いわけではないので、CLでは安定感が欲しいから、ネオラントスタートでも、サイドにネオラントが落ちてしまってもサポートにアクセスできるというのが一番の理由です。

また、かがやくリザードンやイベルタルなどをを非Ⅴをバトル場に出しながら倒せたり、イベルタルに対して、ネオラント二体で、アクアリターンを打ち続けて特殊エネを温存できるなど、かなり使い勝手の良いカードです。

・ロストスイーパー×2
このデッキの一番の特徴です。まずこの環境では、頂きへの雪道を採用しているデッキが非常に多いです。アッセンブルスターを2ターン目に打ちたいので、仮にバケッチャがサイドにいってしまっても雪道を割れる可能性を上げることもできます。

さらに、現環境ではポケモンのどうぐを割るカードよりも、マリィやジャッジマンの方が採用枚数の多いデッキがほとんどのため、多くのプレイヤーはミュウやかがやくリザードンなどに事前にこだわりベルトを貼ると考えられます。そこでロストスイーパ―を効果的にうつと、相手の打点がたりない場合もあり、試合をひっくり返すことも可能なカードです。

ジュラルドンなどのVmaxに貼られたビッグパラソルを破壊することもでき、イベルタルを押し通しやすくなります。

・Vガードエネルギー×1
前日の深夜まで入れるか迷っていたカードです。4枚目のキャプチャーエネルギーとどちらかという選択でした。特定の相手へのカードになってしまうため、一ターン目にルギアを置く確率を最大化できるキャプチャーエネルギーを最大枚数採用したかったです。

しかし、ミュウデッキやミラー戦に少しでも勝ちやすくするために採用しました。二枚採用しているロストスイーパと相性が良いという理由もあります。

不採用カード

・とりつかい
マヒ対策兼いれかえソース兼ドローソースになるカードです。三枚目の博士の研究とどちらにするか迷いました。

しかし、先攻2ターン目にアッセンブルスターを打たなければ、勝率はかなり落ちてしまいます。マヒにしてくるデッキとは当たらない可能性もあり、当たったとしてもマナフィやムーランドを使って立ち回れば十分勝機はあると考えられたため、生命線である先2アッセンブルスターを打ちやすくすることを最優先しました。

・ジャッジマン
さるじえで上にのっけたカードを流せるカードです。多くのデッキにヤレユータンが採用されているため、上手に使えれば逆転を狙えるカード。しかし自分が事故る可能性もあります。使いどころが難しく、初手に来ると困るので初動の安定を優先しました。あっても面白いです。

・頂への雪道
ルギアとミュウに強く出れるカードです。上手く使えたらとても強いカードだと思います。バケッチャがサイドに行くと、難しくなります。相手の雪道を割れないカードであり、泥試合になったら時間が無くなってしまいます。前日にはじめて試したので、上手く組めませんでした。

当日のマッチアップ


使用デッキ ルギアアーケオス シニア26位/577名
R1 〇 後 ルギアジュラルドン
R2 〇 先 ルギア
R3 × 後 アルセウスこくば
R4 〇 後 ミュウ
R5 〇 後 ロストカイオーガ
R6 〇 先 ロストバレット
R7 〇 先 ルギア
R8 × 後 ルギア

初戦ルギアミラーだと思ったら、いきなりクライマックスゲート!ジュラルドンが出てきました。マリィやアメイジングデスを上手く使って勝てました。いきなりCLの怖さを感じさせられました。

三回戦は先攻1ターン目からぶんまわられました。一度も対戦したことのないデッキだったのですが、マリィで粘ろうとしましたが押し切られました。ショックでしたが、そこで切り替えられたのが良かったです。
最終戦はルギアミラー。しっかり回られ、アメイジングライコウまで採用されていました。完敗でした。。

それ以外の試合は考えていたような戦いができましたが、決勝トーナメントに出られなく、とても悔しかったです。

意識しているプレイ

ルギアを愛する事!胡散臭く聞こえるかもしれませんが、一番大切にしていることです。この気持ちを忘れた瞬間に上手く回せなくなります。

それはさておき、マリィを効果的に使う事を意識しています。相手の手札に干渉できるカードは基本最強です。僕は過去に何度Nで負けたことか。マリィで止まったことか。やられたら嫌なことをします。
特に序盤は山札が厚く、5枚しか引けないとなると、止まってくれることが多いです。自分はかぜよみを打ちながら、相手が1ターン止まると先攻後攻が逆転します。

またルギアを使う上でで重要なのは、順番と圧縮だと思っています。サポートを打つ前にプライマルターボを打ったり(例外あり)、極限までデッキを圧縮したり、正しいタイミングでさるじえを打ったりなどです。基本的な事ですが、これを1つ間違えるだけで勝てる試合に負けてしまいます。

練習方法

ではCLで7勝1敗を目指してどんな練習をしていたのか。PTCGOで様々なデッキと戦いました。世界中の人と戦えるので、様々なデッキが使われるCLには持ってこいの練習方法だった気がします。また数をこなせるため、環境デッキへの立ち回りも体にしみこませることができました。

しかし、画面上のポケカと実際のカードを使ってのポケカは感覚が違いました。PTCGOの感覚でCLに臨んだことは失敗でした。
次回は実際のカードを使っての練習も増やしていきたいと思いました。

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございました。少しでも参考になった部分があったり、面白かったなと思っていただければ幸いです。
また次のCLも頑張りましょう!

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