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ボチの存在とライムさんのボチ(DJ Bochi)に関する小考察①【ポケモンSV】

 

はじめに


 ときにわたしは犬ポケモンが大好きです。特にガーディやイワンコの尻尾などの“もふもふ“が堪りません💕
 そのためポケモンスカーレット・バイオレット(以下SV)で新登場のボチ、オラチフ、パピモッチはどれも非常に刺さっています😇

 特に気になったのは『ボチ』です。
 名前もさることながら設定のインパクトも中々のものです。

(V版)とてもカワイイ…
(S版)生まれ変わった…!?

 S版の図鑑説明によると、死んだ犬ポケモンが生まれ変わったポケモンが『ボチ』だそうです。
 とはいえ図鑑の記述からみてもあくまで言い伝えレベルであり実際に蘇るということはないのだと思います…。


ところが図書館でライムさんの紹介文を読むと…?

なるほどなるほど
!!!!

蘇ってました😇

 相棒のゴーストポケモンのこいぬ、とはまず間違いなくボチのことでしょう。つまり図鑑説明の真偽はともかく、少なくともライムさんのボチは1度亡くなった後にライムさんの歌によって蘇ったということになります。
 さらに注目すべきは『ゴーストポケモン"として"』という箇所です。これは子犬ポケモンのタイプがゴーストに変化したということで、生前は別のタイプであったということです。

 以上のことから2つの疑問が浮かびました

1.ボチというポケモンはどのような存在なのか
2.”ライムさんの”ボチは生前どのような姿であったか

この2点について、妄想が多大に入り込みますが考察を行ってみたいと思います。



1.そもそもボチというポケモンはどのような存在なのか
 

①図鑑説明 


 まずは図鑑説明から考えていきたいと思います。

『人と関わることなく命を落とした野良の犬ポケモンが生まれ変わったと言われている』

(S版図鑑説明)

仮にボチが現実に居たとしたら、上記の説明を読んでも『生まれ変わり』自体は迷信や言い伝えだと考えるのではないでしょうか。

 ボチにはV版の図鑑説明から分かるように

『人懐っこくて寂しがり ちょっとかまっただけでもいつまでもついてくるぞ』

(V版図鑑説明)


非常に”人懐っこい”という特徴があります。
寂しく亡くなったポケモンの生まれ変わりだから、人懐っこくて寂しがりやと人々から考えられたのでしょう。
 生き物のそうした特徴に伝承や迷信が与えられる事例は現実でも存在し、例えばネコがネズミを追いかける理由は、十二支を決める日付をわざと間違って教えたから…などが有名ですね。

 そのため、生まれ変わりの記述はあくまでボチというポケモンの魅力を深めるフレーバーとみなし、生まれ変わりなど関係ない普通のポケモンとして扱うことも全然問題ありません…

『10代の頃相棒のこいぬポケモンが亡くなったときに、自身の心境を歌にして口ずさんだところゴーストポケモンとして蘇った』(ライム紹介文)

はい。ライムさんが蘇らせてなければ、ですね笑

 仮にボチが普通のポケモンでしたら、ライムさんは亡くなったポケモンを蘇らす能力者、ということになってしまいます。(何か問題でも?)
 そのため、少なくともボチというポケモンは生死において何らかのイレギュラー的存在と考える必要があります。(ライムさんの力のみで蘇らせたのではなく、ボチの性質と合わさったことによりボチは蘇った、ということです。)
 つまり、図鑑説明の寂しく死んで生まれ変わったポケモンという記述は、ある程度真実に近いものではないかと考えることができます。


②ボチは生前どんな姿だったか? 

 ボチというポケモンは何かが生まれ変わったポケモン、として話を進めますが気になるのはやはり生前のボチの姿です。
 そこで大切なポイントは『生前の姿のボチ(というポケモン)』は確認できていない点です。
 例えば〈生前の姿〉〈生まれ変わった姿〉で近い存在のポケモンを考えると、ガラルサニーゴが思い当たります。

死んだ太古のサニーゴの幽霊?がガラルサニーゴ
ボチとは同じゴーストタイプ

 死んでゴーストタイプになったガラルサニーゴがリージョンフォルムとして扱われている以上、生前の姿のボチがなんらかのフォルム違いとして存在していてもおかしくはありません。
 しかし現状そのポケモンは確認できていません、これは何故でしょうか。 

 考えられる理由としては2つです。

生前の姿が確認できない理由Ⅰ

生前の姿のボチは既に絶滅した 可能性△


 サニーゴの例を考えるとまずはこれが考えられます。
 ガラルサニーゴは、通常のサニーゴが現在も存在しているためリージョンフォルムとして扱われています。
 ですが仮にオリジナルのサニーゴが過去に絶滅していたとしたら、現代ではガラルサニーゴこそが本物のサニーゴとして扱われていたのではないでしょうか。
 そうした状態がボチの現状であり、つまりおばけいぬポケモンのボチは生きたボチのリージョンフォルムである、という説です。

 ただし疑問点としては、やはりライムさんのポケモンが生き返っている点です。ボチがリージョンフォルムの姿だとすると、ライムさんの相棒は生前の姿のボチということになり、その場合ライムさんが10代の頃(約40年前)には生前のボチが存在していてそれ以降に絶滅したということになります。
 ポケモンの世界ではポケモンの絶滅に対しては保護する姿勢が取られていますが、ボチが絶滅したとすればライムさん達が全く保護活動等を行わなかった(失敗した)…という可能性が生じます。心優しいライムさんが何も活動をしなかったというのは非常に違和感があります。
 仮に数十年前という近い年代に絶滅したのであれば、図鑑に何らかの記述があると思われるのでリージョンフォルムである可能性は低いと考えます。

(…一応、ライムさんが絶滅前最後の1匹を相棒にしていた…など考えると無くはないですが…💦)

ラプラスは絶滅危惧種であり保護対象でした

生前の姿が確認できない理由Ⅱ

パルデアで死んだ犬ポケモンは一部ボチになる 可能性○

 『生前のボチ』というポケモンが存在しない以上、別のポケモンが生まれ変わった姿と考えるのがやはり自然でしょう。
 先に結論を書きますが、
『ボチは特定の犬ポケモン1種類(ガーディ、イワンコなど)が生まれ変わった姿ではなく、パルデアの土地で亡くなった犬ポケモンが条件を満たすとボチとして生まれ変わる。』
これだと私は考えています。

 根拠としては
・1種類のポケモンが生まれ変わった姿だと、もっとそのポケモンの特色が出たリージョンフォルムに近いものになるはず=様々な犬ポケモンが”ボチ”というポケモンに姿を変え、生まれ変わっている。

・パルデア以外では現状ボチが確認できていない=パルデアの土地が関係している
が上げられます。

 ボチは口周りなどが特徴的であり、他に近しい特徴をもった犬ポケモンはいません。そのためボチというポケモン自身の持つ特徴であり、犬ポケモンがボチに生まれ変わる際にボチの姿に(ある種自動的に)変化していくと考えたいと思います。

おっきいアゴがチャームポイント💕

 また新ポケモンという理由はありますが、現状パルデア以外ではボチが確認できないので、パルデアが関係していると考える他ありません。例えばカントー地方のシオンタワーや、ルビー・サファイアのおくりびやまなどでボチが見かけられてもよいはずですが、それがない以上、パルデアという土地が関係している証明になると考えます。

 そのため今回は『パルデアで死んだ犬ポケモンは一部ボチになる』という説を採用したいと思います。

③ボチに生まれ変わる条件は?

 続いてボチに生まれ変わる条件を考察していきます。
まず、パルデア中の全ての犬ポケモンが生まれ変わるわけではないと思います。もしそうであればパルデアはボチだらけになっていてもおかしくありません。そこには何か条件が存在するはずです。


想定した条件は2つです。

条件Ⅰ.人と関わらずに寂しく命を落とした犬ポケモン

 この条件はボチの”特徴”から考察していきます。
 ボチは図鑑説明に記載され、周知されるほど人懐っこくてさみしがりやのポケモンです。その理由はここまでの考察を踏まえると、生まれ変わる犬ポケモンの性格や境遇側に何らかの共通点があるため、それがボチの性格に表れていると考えられます。様々な犬ポケモンがボチになるため、そうしたフィルターがない場合ボチの性格はもっとバリエーションに富むはずです。
 ボチというポケモン自体が人懐っこくさみしがりやである以上、 ボチに生まれ変わるポケモンは人懐っこくさみしがりやである必要があります

 その性格の理由は、図鑑説明通りに解釈になりますが『人と関われずに命を落としたポケモンが生まれ変われたので、生前さみしかった分まで人間に懐く』という流れがやはりしっくりときます。
 今回は他の解釈の断定ができないため、図鑑説明にあるような『人と関わらずに(さみしく)死んだ犬ポケモン』であることがボチに生まれ変わる条件1と考えたいと思います。

 〈…実はこの考察には大〜きな穴がありますがそれに関しては次の記事で〉

一応、ボチはタマゴを作ることが出来るので、出会うボチ全てが生前寂しく死んでいった犬ポケモンの生まれ変わり…ではないと思います。(あとシンプルに、全部のボチが生前寂しいにあってたらと思うと中々辛いものがありますので…)

条件Ⅱ パルデア地方(ナッペ山?)で命を落とす

 前述の通り、パルデアという土地もボチに生まれ変わる条件として当然考えられます。なぜなら、ボチはパルデア以外で確認できていないためです。 
 
…残念ながらこれだけで証明は終わってしまうのですが、もう少しだけ踏み込んで考察をしてみたいと思います。
 まずボチの生息地をみるとナッペ山に集中していることが分かります。

ボチの生息地はナッペ山付近に集中

 このことから、ボチへ生まれ変わる条件を『パルデア地方全体』から『パルデア地方のナッパ山』まで絞っても良いかもしれません。
山が関わるポケモンは、ジバコイル・ダイノーズなどが存在しますね。彼らはテンガン山などの特殊な磁力が影響して姿を変えることが出来ます。ボチのの場合は"磁力"ではなく"霊力"が関係あるのではないでしょうか。

ジバコイルやダイノーズなどは山の特殊な磁場の影響で進化します。…最近はかみなりの石でも進化しますが。
〈ポケモンの世界には霊力という概念が存在しています〉

 
 そこで例えばですが、その霊力を生み出したのが1匹目、1番最初のボチと考えるのはどうでしょうか?

『人と関わることなく命を落とした野良の犬ポケモンが生まれ変わったと言われている』

この図鑑説明文は、犬ポケモンがボチに初めて生まれ変わった時の経緯であり、ボチというポケモンが誕生した瞬間であると捉えることが出来ます。
 ボチが誕生した瞬間に霊力がナッパ山に落とし込まれ霊峰となり、寂しく命を落とした犬ポケモンを生まれ変わらせる力を持ち出した…とひとまず考えたいと思います。これであれば一応前述の条件Ⅰを補う形になります。


まとめると、

・ボチは実際に生まれ変わったポケモンである
・ボチは様々な犬ポケモンが生まれ変わっている可能性が高い 
・ボチに生まれ変わる条件は 
条件Ⅰ.人と関わらずに寂しく命を落とした犬ポケモン
条件Ⅱ.パルデア地方ナッペ山で命を落としたポケモン、である

となります。(見出しのまんまですね💦)
ボチは新ポケモンですので、まだまだ分からないことだらけなので次回作以降もボチには注目していきたいと思います。
 記事を書いていたら更にかわいさに気づき、とってもお気に入りポケモンになりました💕 
(ポケセンさんはぬいぐるみ早く売ってくれ)

もふもふ
まもりたい、この寝顔

続けて次の記事ではライムさんのボチについて考察していきます!!

次記事目次: 
・ライムさんのボチはどの犬ポケモンから生まれ変わったのか?
・ライムさんとDJBOCHIの関係は?

【ポケモンSV】ボチの存在とライムさんのボチ(DJ Bochi)に関する小考察②
(次:数日)

文:さくらがみ

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