備忘録:さなコン2 一次選考通過作品感想2(5作品)

 前回の続きです。
 読めた分だけアップするので数が少ないですね。

 本稿は読者の立場として備忘録的に好き勝手書くというのが第一目的なので、かなり乱暴な言葉遣いをしています。その点については承知の上でお読みいただければ幸いです。


LAST | 黒い白クマ(暇人)

 他惑星日常系+作中作=難解。登場人物たちはおそらく現生人類と同じような生命体なのだと思うけど、舞台設定が明らかになる前に登場人物たちの会話がするすると進んでしまうのでかなりわかりづらかった。
  作中でもっとも重要なテーマであろう「停滞<博打」に関する考察があまり深くなく、作中作を用いたストーリーテリングの方に比重が置かれていて、あまり好きなタイプの話ではなかった。ギミックとテーマが噛み合ってない印象ですね。


人工実存 | ぽんきち

 6個くらいの小説をミキサーに放り込んでぐしゃぐしゃにかき混ぜて出力した後に、日本語の文章になるように調整したようなテキストだった。難しすぎるけど読んでてちょっと笑っちゃうところもある。ナンセンスSFとして読むと意外と面白いのかもね。


ニッパー、答えは聴こえたかい | ながはま

 単語が難しい+文章構造が複雑+物語の中枢UXが宇宙SFバトル=not for me. 私は一体何度nfmと言えばいいんだ。いやまあSFってこういうもんでしょ的なところはある。それにしてもバトル描写が長かったね。
 この作品ってどういう作品? って言われると、難しい表現で宇宙でバトルする小説だよとしか伝えられない。というレベルで話が読めなくて困った。ラストもどういう答えが出たのかわからないし、すっきりとした読後感は得られなかった。


最期のすし | 燕雀

 ワロタ。常時頭の中でSUSHI食べたいが流れていた。誤字脱字が多いのをはじめとして文章に難ありなところが残念だね。単語の扱い方が上手なところとそうでないところでめっちゃ乖離してるから余計気になっちゃうんだろうね。


悲しむ電卓 | 只野夢窮

 夢野久作かな? すっげえどっかで読んだことあるような語り口が続いて笑っちゃった。


 今回は以上です。
 お読みいただきまして誠にありがとうございました。

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