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ポートレート×SONY FE 24mm F1.4 GM

再びやって参りました、SONYの24mm F1.4 GMの販促のお時間です。

先日久しぶりにポートレート撮って来まして。
そのときの写真は別の記事にまとめてありますので是非ご覧ください。

機材はSONY α7RⅢに70−200mm GMと24mm GM、FUJIFILM X-T4にXF16−80mmという布陣で行きました。
X-T4でポトレ撮るのは初めてでそれはそれで別の感動があったんですが、そういえば24mm GMでも人物撮るのはほぼ初めてだったんですよね。ほぼ。

今回は撮影時間に割と余裕があってガチャガチャとレンズを交換したりカメラを持ち替えたりと色々試すことができたので、24mmでもそれなりの枚数を撮れました。モデル様に感謝。

広角ポートレートはやれパースがつくからモデルさんの顔が歪まないように気を付けろだの、ボケが得にくいから構図作りが難しいだのとGoogle先生が脅してくるので積極的に撮って来なかったんですが、このレンズのおかげで完全に考えが変わりました。

広角ポートレート超楽しい。

作例

絞りは全て開放で撮っています。

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お顔は中央に近く、手足は画面端に向かうように配置。
中望遠〜だと水平垂直は割と気にしますが、広角ならではのデフォルメ感を出すために無視。

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奥行き〜!
被写体にそれほど近づかなくてもレンズが明るいおかげでボケてくれる。

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近づくとこんな感じ。この立体感たまらん。

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お気に入りの一枚。右にスペースを作って「隣に座っていいよ感」を演出。
これは少し絞ったほうが良かったかな?

広角レンズこそ明るさが必要だと思った。

85mm F1.4、135mm F1.8とかの単焦点レンズが「ポートレート最強レンズ!」みたいに言われていることが多いですよね。でも私は中望遠以上の焦点距離に明るさはあまり求めていなくて、それはなぜかと言うと少なくともF4くらいまでは絞っちゃうからなんですよね。
だからその単焦点の写りがどうしても欲しいとかでない限り望遠域は70-200mm F2.8だけで十分だったりします。正直85mm F1.4 GMのF4と70-200mm GMのF4の見分けがつく気はしないですし、70mmから200mmまでの画角をシームレスに選べるほうがポートレートでは有利です。どうしても欲しいのでZeissのOtus 1.4/85、1.4/100やMilvus 2/135なんかはいつか手を出しそうですが、これらを使うときも絞ると思います。

でも広角レンズは絶対明るいほうがいいですね。
実はこのレンズを買うときに16-35mm GMと最後まで迷っていまして。買ってからは24mmでスナップ撮るのが難しかったこともあって「ズームにしておけばよかったな〜」と思ったりもしたんですけど、今回ポートレートに投入してみた結果完全にこっちを買って正解だったと分かりました。ボケから生まれるあの奥行き感や立体感はF2.8では得られないですからね。

これは肌感なんですけど、中望遠レンズで背景をボカしたThe ポートレート!という写真よりも、比較的広角寄りのレンズで背景の情報を多目に取り込んだシチュエーションポートレートみたいな写真のほうが受け入れられやすいような時代の空気が最近ありませんか? ありますよね。あるって言ってください。
抜け感って言うんですかね? 親しみやすさ、ポップ感、デフォルメ感みたいな”キマりすぎていない感じ”が演出された写真。けっこう好きなので撮れるようになりたい。

今回撮ってみてなんとな〜くコツは掴めたので、これからはもっと24mmの使用頻度を増やして行きたいなと思いますた(本日のますた)。

兎にも角にも広角ポートレートは超楽しいので、皆さんも撮影に出かける際は広角レンズを一本カメラバッグに忍ばせておいてはいかがでしょうか。

雑すぎるレビュー。

ここからやっとレビューです笑
この記事で言いたかったのは「広角ポートレート撮ったことない人はやってみてね!」ということなので、それに使うレンズは広角域で明るければなんでもいいと思います。SONY Eマウントでしたら純正でもSIGMAでも、アダプター経由でCanon EFレンズでもよし。欲を言えば最短撮影距離が短いのがいいですね。Zeiss Batisは明るさが少し足りないかも。

数多ある選択肢の中で24mm GMはスペック的には頭ひとつ抜けていると思いますので予算が取れる方にはオススメです。
Nikon ZマウントにSONY Eマウントレンズがくっつく電子接点付きのアダプターがあるのでNikonユーザーの方も候補に入れてみても面白いかもしれません。完全に余談ですけどあのアダプター、あの薄さで電子接点付きとか色々ぶっ飛んでて超かっこいいですよね。

24mm GMの良い点
・やっぱり純正。AFまわりの安心感がいい。
・フォーカスホールドボタン最高。
・F1.4なのに小型軽量。どうやって作ったんだろう。取り回しやすさ有利なのは言わずもがな、画角的にモデルさんに近づく機会が多いので威圧感、圧迫感が小さいのは強い。
・絞りリング大好き。全てのレンズに付けて欲しい。ボケのコントロールにデクリック機構は思った以上にあると便利。
・開放から使っていける中央画質。積極的に開放から使うので重要。でも最近のレンズで開放で中央解像しないレンズってないですよね。
・ピント面からスムーズにボケて行って立体感がエグい。調べたら絞り羽根11枚もあってびっくり。

悪い点
・高い。でも他メーカーの純正24mm F1.4よりは安めなんでしたっけ(適当)。
・後述する写りの面は場合によってはデメリットになるかも。

写りの傾向
・色乗りがすご〜くあっさり。青や緑は気持ちよく写る。爽やか。青春って感じ。
・Batis 1.8/85と70-200mm GMを撮り比べたときにコントラストの差(70-200のほうが低い)にびっくりしたけど、24mmはそれ以上かも。
・総じてGMレンズらしい素直な写りという感じ。作りたいイメージによっては雰囲気を出すのにRAW現像で苦労しそう。

長くなりましたが以上です! またね!

作例モデル れいにゃん(Twitter/ Instagram

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