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「見えるもの、見ているもの、見たいもの。」vs.北九州

明治安田J3リーグ 第20節
vs.ギラヴァンツ北九州
1-2 負け
サブ

今節もたくさんの方々がスタジアムに来てくださいました。
7月に入り、外で観戦するのが本当に大変になってくる時期ですが、それでも来てくださるファンサポーターには感謝しかありません。
くれぐれも皆さんも体調には気をつけて、この暑い夏を楽しんでいただけたらなと思います。
そして、その暑い夏をより良いものにするためのお手伝いができたらなと思います。

では、さっそく、この試合で感じたこと、考えたことに入ります。

よろしくお願いします🙇


子どもたちが見ているもの。

まずは、このポストを見てほしい。

三上昴さんは、僕の大学の先輩で、尊敬する先輩の1人ですが、その言葉を僕も常に心に留めている。

僕自身、昨シーズンまで、試合に出ることは少なくサブが比較的多かった。そして、今も、サブという立場になったことで、より色んな視野でガイナーレ鳥取のホームゲームを見ることができている。
もちろん、チームの勝利のための行動や自分自身の準備もあるので、“比較的”広い視野とはなっていますが、サッカーの興行という点でもサブはサブでいい経験を積むことができると僕は思っている。
そして、目の前で一緒にトレーニングしてきた、高麗選手のPKストップを含めた活躍も見て、素直に喜ぶ気持ちと素直に悔しい気持ちが入り混じる複雑な感情も、持ち合わせることができている。

という、色んなことが起きるスタジアムですが、その中で、最初に載せたポストの内容に戻りたい。

前節のA奈良戦や今節の北九州戦も含めてだが、ありがたいことにたくさんの子どもたちが「さくらばー!」って呼んでくれる。
そして、それは僕だけではなく、色んな選手が色んな子どもたちに名前を叫ばれて、手を振り返したりしている。
特に、アーリア選手はその声も多く、子どもたちの声を一際多く聞こえる。

ここから言えることは、やはり子どもたちがスタジアムで見ているものっていうものを今一度、再認識・再定義する必要があると思う。

サッカー選手として、サッカーを表現する力というのはもちろん切っても切り離せないが、子どもたちに夢を与える存在として、子どもたちが見たいものを見せる必要もある。
だから、子どもたちが見たいもの、見ているものというのを見せるのも仕事の一つだと思う。

ここには前述のようにサポーターが作り出すキャッチーなチャントの存在には頭が上がらないし、選手が増えるたびにきちんと個人チャントが歌われている光景を当たり前に思ってはいけないと強く感じる。

そして、サッカー選手として、子どもたちが見て、すごい!と思ってもらえるようなプレーやきちんと声援に応える姿をどんなに苦しくても怠ってはいけないなと改めて感じた。

今節も負けてしまって、チーム状況もかなり苦しい中ですが、最後のスタジアム周りで、特にゴール裏では、沢山の子どもたちが最前列の柵に前のめりになりながら僕たちを見つめる姿を見て、負けてしまって、下を見ながらその子どもたちの目を見逃すことはしてはいけないと思うし、どんなに苦しくても、声援に応えなければいけません。もちろん、負けた後の振る舞いとして、笑顔をたくさん振り撒くようなものは違うとは思うが、そこはうまく感情をコントロールして、賢く振る舞えたらいいなと思う。

子どもたちが見たい姿を見せる。
子どもたちに見てほしい姿を見せる。

言葉にするのは簡単だが、ここに価値をつけられる選手になりたい。


終わりに


ただただ、自分の力不足を痛感する日々を過ごしていますが、決して奢ることなく、努力するしかないので、ポジティブにトレーニングすることができています。

GKというポジション柄、いつチャンスが来るか分からないということをよく目にしますが、チャンスなんて、日々の練習に転がりまくっていると僕は思います。

練習で受けるシュートを止めることが味方やスタッフ陣に良い印象を与えられるということは、チャンス以外のなにものでもないと思います。

チャンスがない選手なんていません。

一回、試合で使ってほしいわ〜なんて嘆いている間は、目の前に転がっているチャンスを逃しているようなものです。

どこに落ちているか分からないチャンスだからこそ、いつでも気がつかないうちにピンチを迎えて、その現実に嘆くしかなくなっているのです。

そんなちょっとした日常に一喜一憂しながらサッカーを楽しめる選手に僕はなりたいです。


まだまだ苦しいチーム状況ですが、決して嘆くことなく、目の前に転がっているチャンスを掴み続けるしか道は開けないと思うので、得られる勝ち点をともに積み上げていきましょう。

引き続き応援よろしくお願いします🙇


P.S.

いつも沢山の方々がnote読んでます!と声かけしてくれて、嬉しく思います。
ガイナーレサポーターの皆さんはもちろん、今回は北九州のサポーターの皆さんにも比較的多く、そのように声をかけていただいて、少しびっくりしました。
微々たる影響力ではあると思いますが、これからも皆さんの貴重な時間をこんなに非効率なnoteを読む時間に使っていただけたら幸いです。

改めていつもありがとうございます😊



櫻庭立樹。

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