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「Where do we come from? What are we? Where are we going?」vs.松本山雅

明治安田J3リーグ第16節
vs.松本山雅FC
0-4 負け
フル出場

何を書こうか、何を書かないか、全部書くか、もしくは、何も書かないか、をずっと考えていたら、書けなくなっていました。

今こうやって書き始めてみても、あんまり書ける気がしないです。書きたくないわけじゃないんですけどね。

こういう時は、初心を忘れずということで、僕のnoteのプロフィール欄に書いてる『節度を保ちつつ、正直に「書き」、礼儀を持って、読んだ記事にはもれなく「スキ」しています。』に則って、うまいことを書こうとせずに、正直に書きますね。皆さんがどう思うかとかは気にせず。もちろん、“節度を保ちつつ”です。


今、心のままに思うことは、たった一つ。

多分、僕は、皆さんよりは楽観的に今を見ているかもしれないということです。

覚悟を持って全力で自分自身がやるべきことをやってさえいれば、その結果があまりにも悲惨だろうが、人の心を打つような感涙の結果になろうが、別にどうだっていいと思ってます。

選手として、評価を受けて試合に出させてもらっている以上、僕はピッチで戦い続けますし、そのピッチで仕事ができなかったら、試合に出られなくなるだけですし、クビになるだけです。

これを覚悟と呼ぶのか、無責任と呼ぶかは紙一重だと思いますが、僕はピッチで覚悟を表現できれば、僕のサッカー選手としての目標である、「人の心を動かす選手」というのが叶うと思ってます。

こういった考えをしていく中で、見落とされがちなのが、クラブにいる、つまり、クラブに雇用されている人たちはクビになる可能性があるということだと思います。

そして、その上で、大切なのが、サポーターはクビにならないということです。よっぽどのことがない限り。
節度さえ保ってくれれば、出禁とかの処分はないですし、そんなことはサポーターという以前の問題で、社会人として当たり前の話なので、不毛な意見は受け付けません。

クビになる、なるかもしれない人たちとクビにならない、なりにくい人たちが、同じエンターテイメントを作ろうとしている。

この立場の違いが、今節の試合後に起きた事象の本質だと僕は思います。

そして、これらは、ガイナーレ鳥取だけでなく、今のJリーグ、サッカー界を見ていると、あちこちで、起きている話のように僕は見えます。

スタンスの違いというか、別にどっちが良いとか悪いとかの話でもなくて、この異なる立場だったりその人たちを取り巻く環境を理解していないと、悲しみジレンマに飲み込まれて、ピッチから笑顔や興奮が消えてしまうのかなと。

悲しいことに、どんなに同じような想いや熱量があろうと、見えている景色は違うということです。これらは立場から生じる問題なので、変えられないものなのです。不変です。立場って立っている場所なのですから。月の満ち欠けと同じです。

みんなが同じ立場で、同じ方向に向かって、進むことができれば、こんなにも楽しくて幸せなことはないでしょう。

じゃあ、同じ景色が見れないのかというとそれは別の話です。
我々には同じ景色を見る知恵があります。
それが目標設定です。

だから、クラブはその進む方向を示す必要があるし、クラブスピリット、スローガンというものが存在します。

僕は大学卒業後、JFLからキャリアをスタートし、Jリーグ参入を目標としているクラブとJリーグ参入が目標としていないクラブが混在するリーグを経験しました。

これらのクラブの良し悪しが語られないのは、こういった向かうべき目標がはっきりしているからだと思います。

そのクラブの目標やスローガンから逸れたと思われた時、クラブは批判されます。

僕の母校である、筑波大学蹴球部でもスローガンやフィロソフィー、ミッション、バリューなど、いろんな方向性を毎年4年生が中心となって、何回もミーティングを重ね、決めていきます。

当時は、こんな横文字を何個も決めることにストレスを感じていたり、その在り方について考えることは本当に必要なのかといったことまで考えさせられましたが、今思えば、本当に必要なことだったと強く思います。


僕は、ただただ、クラブに雇用されている人、そして、ファン・サポーターの皆さんで、同じ道を歩みたいだけです。同じ山を登りたいだけです。


ただそれだけで、もっと遠くに、高みに、登っていけるんではないでしょうか。



それぞれが登りたい山を好きなように登っていても、たとえ、山頂に着いたとしても、隣には誰もいません。



終わりに、

今日はオフで、大山に初めて行ってきました。

いい山でした。
いつかいい準備をして、山頂まで行けたらなと。


今まで出会った中で、1番でかい蜂に追いかけられて、思わぬところで全力を出した櫻庭立樹より。

今日のタイトルが、タイトルの絵 著:ポール・ゴーギャン

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