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「時間をかけて書いたので、とても短い文章になりました。」vs北九州

タイトルの違和感でクリックした人は僕の作戦にハマったということで。
いきなり挑発的な文から始まり、失礼しました。
読んでほしいという気持ちの裏返しということで勘弁してほしい。
そして、このタイトルに違和感を感じず、あー、あれか。と思った人は、自然といいねを押してくれるはず。
ヒントは1気圧は1013hPa。
ヒントとは無関係だが、僕は10月13日生まれ。



第28節 FC大阪VSギラヴァンツ北九州
0-0

僕は暫くメンバー外という立場でチームの試合を見て、感じたことを書いていました。ただ、今節のnoteは嬉しいことに、サブメンバーという立場で、つまり、もう一歩近い距離で、チームの公式戦を見て、感じたことを、このnoteに表現できます。

ただ、近けりゃいいってわけでもないことは承知しています。

これまではファン・サポーターと近い試合の見方をしていましたが、今回は、ベンチから見るという異なる見方での内容になります。

このnoteを読んでくださる皆さんも僕の立場を理解して、少し見方を変えて、読んでくださるとより楽しめると思います。

初めて読む方は全く関係ないですね。
素直にどうか。

前置きが長くなりましたが、よろしくお願いします!!!



今回は、2点ほど。
ひとつよしなに。
いや、ふたつよしなに。


さて、まずは、とても嬉しかったことを。

それは、ファン・サポーターの皆さんの前でたくさんの声援を聞けたことです。
これまでその声援がなかったというわけではなく、今回は久しぶりに復帰して、外れる前より多くの声を聞くことができたという意味合いです。特に、子どもたちの「さくらばせんしゅー!」の声を。
このメンバー外の期間で、ホーム戦では子どもたちとのサッカー教室にたくさん参加させてもらい、本当に多くの子どもたちと触れ合うことができました。その時は、ただ、ひたすら子どもたちと楽しく真剣にサッカーをしようという気持ちだけで取り組んできましたが、それが、こうしてピッチの中に入った時の「声」になって、返ってきたことは率直に自分の財産になったと確信しています。
感謝の気持ちでいっぱいです。
僕の気持ちとしては全ての声に反応してあげたいのですが、それ以上に優先すべき仕事が僕にあるので、諦めずに声をかけ続けてほしいなと思います!

加えて、という形になってしまいましたが、もちろん、子どもたちだけでなくFC大阪サポーターの方からのコールもとても嬉しかったです。
これを聞くために頑張ってきたところもありますし、この声がチームの一員としての帰属感にも繋がっている感覚があるので、心地が良いです。
ありがとうございました。引き続き、熱い応援で支えてくれたら嬉しいです。


そして、2つ目。
メンバーに入ったからとて劇的に何か変わるわけではない。という点。

久しぶりにメンバーに入ったことによる充実感というのは、感じつつも、「試合に出て活躍する」という一つの目標まではやはりたどり着いたわけではないという現実にもきちんと目が合う。メンバーに選ばれた自分とその1週間前のメンバーに選ばれなかった自分とは技術的な大差はない。ちょっとした運と日頃の積み重ねの微妙な差が分けたと僕は思う。いつかのnoteで「1日1日、薄皮一枚積み上げていくしかない」と書いたが、目標に大きく近づくことは難しく、近道はやっぱりないんだなとつくづく感じる。だからこそ、目の前の細かいところに拘ろうと努力できるし、周りから見たら気づかないほどの進歩に歓喜できる。自分にしか気がつけない進歩があるということは、周りの仲間にも同じことが言え、僕も彼らのちょっとした進歩や成功を見ることができない。そして基本的には見ようともしていない。
僕にとっては特別な試合だとしても、多くの方から見たら、リーグ戦の1/38でしかない。いくら特別なゲームに勝利したとしても、勝ち点は3しか貰えない。芸術点がない分、人の心を動かしたポイントは数字上はない。この試合に対する嬉しさが大きかった分、「一喜一憂せず」という決まり文句が改めて刺さる。きちんとここで満足しなかった自分にちょっとだけ満足した。

以上、たった2点。


最後に、、、

残り10節、取得可能勝ち点30pt。どのクラブがどれだけこぼすか。
個人的にはまだ10節もあるという感覚。
ドラマを起こすには十分過ぎる時間がある。
しかも多くのチームにその可能性がある。
楽しみだ、という言葉に尽きる。

読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
Thank you for reading and “sharing”🙃



以下、バカみたいな余談。


GKというポジション柄、減点法でよく物事を考えてしまう。
その結果、Jリーグを減点法でやってみたい!といつも勝手に思ってる。
今シーズンのJ3で例えると、開幕前に全チームに3ポイント×38試合=114ポイント与える。
勝利は-0、引き分け-2、負け-3というような具合。
残っているポイントで争う。

人間、得ることよりも失うことにストレスを感じる傾向にある。
クラブの性格がこの減点法特有のストレッサーに対してどう出るのか、長いシーズンを通して考えれば、とても重要だし、こう考えるだけで、結果が大きく変わりそうという勝手な強い仮説を立てている。
優勝するクラブは、おおよそ試合数×2のポイントを獲得している。
減点法だと、114÷2=57ポイントを失った時点で優勝は見えない。
むしろそこからは勝つしかない戦いが始まる。
早い段階でチームに火がつきそうな気もする。

新たなサッカーの本質が見えるくらい、けっこう、面白いんじゃないかなって思ってます。
賛同してくださる方いますかねーーー。


櫻庭立樹

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