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御朱印めぐりの旅~神田明神

前回ご紹介した赤坂氷川神社と同じ、東京十社に数えられている神田明神かんだみょうじんに行ってきました。
ちなみに東京十社の紹介はこちらのURLに詳しく載っています。

神田明神、正式には神田神社と言いますが、由来などを簡単にご紹介しておきます。

  • 建てられたのは天平2年(703年)とされています。

  • 歴史の教科書でも有名な平将門たいらのまさかどさんがまつられているようですが、これは14世紀初頭に疫病が流行し、それが将門さんの祟りだということで、供養のために祀られたようです。

  • 現在の場所に移ったのは元和2年(1616年)。江戸城拡張の際に移転されたようで、江戸総鎮守として崇拝されていたようです。江戸全部を守っていた神様ってすごいですね!

  • おまつりしているのは、先ほどの平将門命たいらのまさかどのみことの他、大己貴命おおなむちのみことと、少彦名命すくなひこなのみこと。大己貴命は、別名大国主神おおくにぬしのかみで、「大国=ダイコク」そこから「ダイコク様」としておまつりされているようです。少彦名命は別名「エビス様」。商売繁盛の神様ですね。

隨神門

鳥居をくぐって目の前に現れるのが、立派な楼門で隨神門ずいしんもんというようです。門をくぐって境内へ。ちょうど本殿の中では神前の結婚式が行われていました。
売店やダイコク様の石像もあり、広々とした境内には色々見どころがありそうです!
とはいえ、まずはお参りを。やはり人気の神社だけあって、参拝にも行列が出来ていますね~。これお正月とかどうなっちゃうんでしょうか(;^_^A

本殿と参拝客

お参りを済ませてから、御朱印の場所を探します。すると先ほどの交流館(「EDOCCOエドッコ」というようです)の奥に御朱印を渡して頂ける場所があるようなので、早速中に入ってみました。

交流館EDOCCOの入り口。右の柱に御朱印の文字が見える。

こんな混んでいる神社でどうやって御朱印を押しているのだろうと思ったら、紙を頂く形になっていました。御朱印ビギナーの私は初めてでしたが、観光客の多い神社やお寺はこういう取り扱いをされている所も多いのかも知れませんね。
6月限定の御朱印というのもあって、ちょっと迷ったのですが、まずはオーソドックスな普通の御朱印を頂くことにしました。

それから、お守りと絵馬を購入。実は喉風邪をこじらせた結果、声帯にポリープが出来てしまいました( ;∀;)。場合によっては手術しなくてはいけないかもしれず、快復祈願のために絵馬を奉納しようと思います!

「そういえば中学生の時に、絵馬を奉納してる所の写真が新聞記事になったっけ・・・」
などと、遠い昔の思い出を振り返りながら、「快復祈願」と書き込んで奉納しようとしてビックリ!
奉納所の至る所にアニメ系のキャラが描かれた絵馬が結ばれているではありませんか!

アニメ系のキャラが描かれた絵馬(元ネタ分からず・・・)

アキバが近いからというのもあると思いますが、どうやらラブライブなどの舞台になったため、訪れてみたい日本のアニメ聖地88に選ばれているとか。いろいろ新しい発見があるものです(笑)

その他の見どころも簡単にご紹介しておきましょう。
境内には幾つかの摂末社せつまつしゃ(境内にある小規模な神社)がありますが、それら7つの石鳥居をくぐるとボケ封じになるという信仰があるとか。私は残念ながら全て見つけることができませんでした。

日本橋魚河岸水神社
(摂末社の一つ。日本橋魚市場の守護神だそうです)

それから、こちらは石の獅子しし。子供の獅子を突き落としたのを見下ろす夫婦の獅子とのことですが、このうち夫婦の獅子は1862年に奉納された千代田区指定文化財とのこと。一方獅子山と子獅子は関東大震災で失われたため、今の上皇陛下御即位の記念に再建されたようです。

石獅子
分かりにくいですが右下に小さな子供の獅子がいます

あと、私が買ったお守りをご紹介しましょう。
かわいらしい馬の絵が描かれていますが、これは神田神社で飼育されている神馬しんめあかりだそうです。残念ながらこの日は姿を見ることができませんでしたが、幸運を授かる御守だとか。
私のポリープも早く治るといいなあ(⌒∇⌒)

神馬あかり御守とおみくじ
おみくじは「小吉」、病気は「心長く保養せよ」だそうです・・・

その後、近くにある湯島聖堂ゆしませいどうに行ってみることにしました。

恥ずかしながら、このような史跡があることを知らなかったのですが、5代将軍徳川綱吉により建てられた儒学の学問所だったようです。
学問の神様と言えば湯島天神の菅原道真すがわらのみちざねさんが有名ですが、こちらも合格祈願で訪れる受験生が多いとか。
その後1797年には幕府直轄学校の昌平坂学問所しょうへいざかがくもんじょとなったようです。うーん、歴史の教科書で習ったような記憶があるのですが、すっかり忘れてますね(笑)
なお、今でも論語の素読そどく講座などが開かれているようです。

湯島聖堂

200円を払うと館内を見学できるのですが、宥座之器ゆうざのきという水を入れるためのかめがぶら下がったような装置がありました。
これ、器が空っぽだったり、入れる水が少ないと重心の関係で傾いています。一方入れ過ぎても同じように入れた水がこぼれてしまいます。
一番バランスの良い所に入れると、こぼれずにバランスを保てるようですが、要は「無理をすることや、満ち足りることがあってはならない」という孔子こうしさんの戒めだとか。うーん、奥が深いですね・・・

宥座之器
バランスを欠くまで水を入れても奥の器がひっくり返るようです。

帰り道、聖橋ひじりばしの辺りで何人かカメラを構えた人がいました。(ちなみにこの「聖橋」ですが、北側の湯島聖堂と南側のニコライ堂の二つの聖堂を結ぶことから名づけられたのだとか)
このポイント、撮り鉄には有名なスポットで、丸ノ内線と中央線が交差する写真が撮れるんです。
鉄オタの私が撮らないわけにはいかない!とカメラを構えてみますが、なかなか良い具合に両方の電車が来ることがありません( ;∀;)
悶々としながら待つこと20分くらい。ようやく出発した中央線の下を丸ノ内線がくぐっていきました。しかも上下線が同時!残念ながら中央・総武線各駅停車(黄色の電車)は撮れませんでしたが、それでも大満足です(⌒∇⌒)

丸ノ内線2000系と中央線E233系
聖橋付近にて

そんなわけで、今日頂いた御朱印です。

御朱印と御朱印が入っていたクリアファイル

色々と新しい発見があり、楽しかったです。
引き続き東京十社めぐりを中心にお散歩記録をアップしていきたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございます。
ぜひ感想や、レポートしてもらいたい地域などあればお聞かせ下さいm(_ _)m

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