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簡単5Stepで体得するターグルリコイル テクニック

前書き

前回の消費税増税時に休刊へ追い込まれた科学新聞社〝カイロジャーナル〟すでに忘却の彼方だと寂しい限りです。西側先進国では国家資格になり医療と連携して活躍されているD.C.とは対照的に日本では無資格扱いのまま業界全体が沈降していることが危惧されます。

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私の師匠である林先生はそんな業界動向に憂い啓蒙活動を熱心にされていました。

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林先生は宮大工の棟梁のように古風な口頭伝授によって技を継承する活動をされていました。

指圧、整骨、整体の区別がわからないけど〝カイロプラクター〟に興味がある一般の方を対象にした記事です。そのため〝上部頸椎〟〝スペシフィック〟〝H.I.O.〟〝アッパーサービカル〟などの難しい用語を用いないで一般受けする比喩表現を用いて解説しています。諸先生、諸先輩の皆様におかれましては温かく聞き流していただけますようお願い申し上げます

序論

今から百年以上昔1905年に提唱された上部頸椎のリスティングへアプローチする手技〝ターグルリコイル テクニック〟を簡単5Stepエクササイズで体得していきましょう。このエクササイズは〝アン・ドゥ・トロワ〟の3要素で構成され、リズミカルに繰り返し取り組めます。

アン:息を吸いながらゆっくりする
ドゥ:息を吐きながらゆっくりする
トロワ:短く強く息を吐きすばやくする

私が入門した当初、詳しく記載されたマニュアルや解説はありませんでした。教科書を熟読しつつ林先生や兄弟子様が目の前でやって見せていただける手技をガン見して要素を分解しました。5Stepのエクササイズで5個の要素を習得すればだれでもターグルリコイルを再現できます。安定したアジャストのための下半身強化も考慮した立ち位置を工夫してあります。実際の臨床での立ち位置ではありませんが、アジャスト姿勢の基礎体力を養うために最適なエクササイズにしてあります。

ステップ1:二の腕エクササイズ

上腕の外転&内転、前腕の回外&回内をクロスし交互に繰り返します。リコイル動作の主導筋である大胸筋と上腕三頭筋をすばやく自在にコントロールする訓練になります。

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立ち姿勢、座り姿勢どちらでもかまいません。全身をリラックスして肘を上に突き出すように伸展する動作です。ターグルの基本なので確実にできるように練習しましょう。

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アン:上腕を内転しながら肘を側方へ突き出す

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ドゥ:上腕を外転しながら前腕を回内して肘を完全伸展する

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