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長岡(新潟)の〈醤油おこわ〉

 食べ物の記事ばかりで恐縮なんですが、生来の食いしん坊なのでどうしても・・・お許しください。

 さてさて、今回は長岡の〈醤油おこわ〉。

 2012年2月 の雪深い年でした。
 仕事で新潟に行った帰りにお友達のいる長岡へ立ち寄り、その時教えてもらったのがこれ、赤くない餅米に金時豆(と思い込んでいた)の入った茶色いおこわ。醤油味なんです。長岡市とその近隣のみで食され、ご当地では晴れ日も常にも年中食されているという〈醤油おこわ〉。 

醤油色のおこわ

 「長岡赤飯」とも言われるのですって。昔、長岡ではささげが採れなくて、もち米に色が付けられず、身近にある豆を醤油で色付けしたのがはじまりだそうで、餡子をこのおこわで包んだ「おこわ団子」ってのもあるらしいです。

 艶やかなもち米に醤油の香りとホクホクのお豆、冷めても美味しかったです。おしょうゆ味のおこわなんて!カルチャーショック!
 大阪人の私が知る『おこわ』といえば、小豆(一般家庭はささげではないのです)の入った赤い「お赤飯」のこと。

 で、さらにわかったことは、このお豆さんが金時豆ではなく「きじ豆」だったってこと。いつもお米をいただく長岡のTDさんに新米をお願いしたら、この「きじ豆」を入れてくださっていて、醤油おこわのお豆さんだと教えてくださったのです。

 やった!
 ならばさっそく!あの味求めて!
 醤油おこわを作ってみよう〜♪

 醤油おこわが炊き上がり数時間後、電気釜の中に保温されたおこわは、よりふっくらツヤツヤ! このまま小分けして、早く冷凍しちゃおうっと!

 また、新潟の知人に時たまいただく、笹で丸あるく俵形に包んで数珠繋ぎした「笹団子」や、同じく笹で三角に巻いた「三角ちまき」などがあるけれど、どちらもご当地で食べると味が違った。そりゃぁ、そうよね、作りたては美味しいに決まってるわね。

 これも作ってみようとNETで真空パックの笹の葉(100枚入)を買ったのだけれど、結局は失敗!二度とつくりたくなくて(笑) 余ったたくさんの笹の葉は、お弁当や握り寿司の下敷きとなりました。

(2016年に作った時の記事)


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