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サクラの魂のひかり

魂のひかり蒐集家、サクラです。

サクラさんの魂のひかりの物語も読みたい!というリクエストをいただきました。

ハッ、ハッ、ハッ。

いっぱいありますよ。

というわけで、今日は私のひかりをほんの少し。

読んでいただけたら幸いです。


息子


私には5歳の息子がいます。一人っ子です。
私にとって、とても、とても大切な存在です。
毎日貴重な経験をさせてもらっています。


妊婦の日々は光と温かさに包まれた特別な日々でした。

お腹の中に誰かがいるって
信じられない。
重力でお腹が下に引っ張られて
何をするにも
よっこらしょ。

ポコん、ポコン、と動いたり、しゃっくりをしたり。

自分に誰かがくっついて、一緒に生きているのが
不思議で
貴重な体験でした。

12月に息子が生まれました。


ようやく、会えた!
産んだ直後から息子はずっとそばにいました。


赤ちゃんとお母さんはずっと一緒、というスタンスの病院でした。

初めて息子と過ごした夜は
オキシトシンがいっぱい出て
息子に対する
愛しさがあふれて
幸せすぎて
私はオレンジ色の光に包まれていました。


夫には味わうことのできない幸福感だと思い、
なんだか悪いな、と思った記憶があります。

そして、私は
「今が、人生で一番最高のときなんだな」
と思いました。
「このときを経験するために自分は生まれてきた」
「もう、こんな幸福感は二度と味わえないだろう」
となんとなく思いました。

子育ての日々は
大変な日々。


出産を終えて
「あぁ、女の人の生きる目的は、子供を産んで育てることなのね」
と体の底から理解しました。


出産後の体はしなびた花のようでした。
女性の体は
産むために変化し
育てるために変化し。
自分のための体ではないようでした。

時間も、自分のための時間はなくなり
息子のための時間になりました。

楽しいこともあったけど
大変なことも同じくらいありました。

再びの妊娠と
流産と
孤独な子育てと
仕事の復帰と
夫婦喧嘩と
別居と
離婚

うーん、大変だった。

一人で子どもを育てるのは不安だったし、
毎日を必死で生きていた。


いつも笑顔の優しい母親でいたいのに
余裕がなくて
怒ってばかりの恐ろしい母親である自分が嫌いだった。


大切な宝物を、なんで自分で傷つけちゃうんだろう。

お金さえあれば、時間さえあれば、とか、

父親のいる温かい家庭を息子に経験させてあげられない自分を、できそこないの人間だな、と思って嵐のように責めた。

心の中の嵐が去るのを待って、また立ち上がる。

そんな毎日。


お風呂

4歳くらいの頃、
お風呂で体を洗っていたら
息子が私の背中を洗ってくれた時がありました。


小さな、温かい手で
私の背中をやさしくなでてくれました。

気持ち良くて
幸せで


私は
「お、お、お」
と声をあげて泣きました。

目の前がピンク色になって

私はあたたかいひかりに包まれました。


息子はびっくりしていました。

「気持ち良いよー、ありがとー」
と言って私は泣きました。

泣きながら知ったのは
息子が生まれた日の夜が自分の幸せのピークだと思っていたけれど

今、同じくらい幸せだぞ!

つまり、まだまだ。

私の人生には

これからも

きっと
思いもよらない幸せが舞い込んでくるんだ!

ということでした。

新しい発見でした。


泣くこと

先日
息子と「泣くこと」について話をしました。

「泣くとき」には悲しいとき、悔しいとき以外にも
うれしいときもあるんだよ。

息子はぴんと来なかったようでしたので
私は1年前に、息子に背中を洗ってもらって
泣いた話をしました。

その日の夜、
お母さんの背中を流したい
と言ってくれて


お風呂に入ると、私の背中をながしてくれました。

私が
幸せな気持ちになる、と言ったから

息子は背中を流してあげようと
思ったようです。

なんてやさしい息子なんでしょう。

2回目の背中流しは
1年前よりも
丁寧で
やさしくて
温かくて
泣けました。

神様、
本当に特別な心を持った息子を
私のところに呼んでくれて
ありがとうございます。

私は、彼との出会いに感謝しています。
息子が毎日
幸せで
笑顔でありますように。。。

彼がいるからこそ、今、ここで記事を書いています。
彼がいるからこそ、今、余計な苦労をしています。
息子がいなかったら、
もう少しシンプルで退屈な生活をしていたと思います。

子を持つ親は
いろいろな思い、経験をさせてもらっています。
全ての親にとって
子どもとは宝物であり
幸せを運ぶものであり
学びを運ぶものでもあります。
親にとっての我が子は本当に特別です。


毎日に感謝しています。

最後までお読みいただきありがとうございます。


あとがき

2年前に書いた文章です。

シングルマザーの方、子育て中のママ、いいえ、全ての人に。

がんばれ、ばんばろう!

具体的にあなたのお手伝いはできないけれど、

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